ドイツ・パンターA後期型 Op.442 制作開始
2018年4月2日
スーパーアスラーダの塗装が硬化するのを待つ間次の作品に着手します。別に毎日プラモをいじってないと落ち着かないってわけじゃないのですが(笑)、もともとあんまりテレビとかも見ない方なのでやっぱり1日の終わりはプラモをいじってるのがいいですね。
今回のお題は久しぶりのドイツ戦車です。スケールモデルのドイツ戦車を作ったのは2017年の1月にキングタイガーを作って以来ですから実に1年ぶり以上です。元々ドイツを中心とした戦車プラモの制作記から始まったこのブログにしては2017年は異例の年だったんですね。
パンター戦車は一番大好きな戦車です。なんたって合理的な設計がエンジニア魂をくすぐります。ティーガーもいいのですが、パンターの2.5倍の価格はいただけません。兵器も工業製品である以上コスパはとっても大切です。強い兵器も大量に持ってこそですからね。走攻守にすぐれたパンターやそのパクりの元となったソ連のT-34なんかの機能美にはグッときます。まぁ、こういうのは少数派みたいですけどね(;^ω^)
パンター戦車は初期型のD型、中期型のA型、そして大戦後期に登場したG型があります。他にもF型なんてのもありますが、あまりに大戦末期でほとんど作られませんでした。いずれもシンプルな傾斜装甲を持ったドイツ軍の新時代の戦車です。今回のお題のパンターA型はた1943年9月から1944年の2月ごろまでに生産されました。丁度その期間は磁石でくっつく地雷対策のツィンメリトコーティングが施されていた時期にドンピシャであてはまっているため、A型はコーティングが必要となります。さらにAの後期型ともなると登場時期が冬期のため白い冬期迷彩なんてのもよくあるパターンですよね。以前作ったA後期型も冬期迷彩にしあげました。
キットはモンモデルの1/35です。モンモデルと言えばインテリア再現なんてのが多いのですが、今回は中味はありません。その代わり、可動式履帯やサスペンションのセット、ツィンメリトコーティングのセットとフルオプションで製作に臨みます。制作依頼のキットなのでこんなお大尽な作り方ができますが、自分で買うとなるといくらになるのか・・・お~怖!!
では早速作りましょう・・・
メーカー純正オプション
作りにかかるまえにメーカー純正のオプションパーツをご紹介します。まずはこちらが可動式のサスペンションと履帯のセットです。サスペンションは鋼の針金を使ったトーションバーサスペンションです。他のメーカーのプラのトーションバーに比べると腰が強そうでいいですね。
履帯は横からピンを打ち込んで固定する可動式履帯なのですが、なんとピンが金属製です。こちらも丈夫そうでいいですね。この履帯はラジコンとかに改造する方にはうれしいんじゃ無いでしょうかね。軽くて丈夫そうです。
こちらはツィンメリットコーティンのセットです。プラのシートなのですが、デカールのように水で濡らして貼るタイプです。デカールと違って余白がまったくないので、そのまま貼ればよさそうです。堅そうなのでうまく車体になじんでくれるのか少し心配ですが、パンターはほとんどが平らな平面の組み合わせなのでなんとかなるかな・・・と楽観しています。
車輪の塗装
まずは転輪や起動輪などの車輪から作ります。千鳥配列の転輪は組みたててしまうと奥が塗りにくいので、先に保険で影色で全部塗っておきます。ランナーに付いた状態で塗ってしまえば楽ちんですよね。
車輪の組み立て
すべての車輪は中に軟質プラのブッシュを仕込むようになっています。完成後もクルクル回転させられます。丈夫な履帯と相まって、モーターを仕込めばホントに走らせて遊べそうですね。
よく見ると起動輪の歯の1つに小さな穴が空いています。こんなのを見るのは初めてです。私はあまり資料本とかを買わない方なのですが、アハトゥンクパンツァーは珍しく持っていたのでそれで調べてみたら・・・なんとビックリ、いくつかの写真でこの位置の穴を確認しました。私の記憶ではタミヤもドラゴンもここまで再現していませんでした。さすがモンモデルです。やりますね~
他にも、この起動輪のハブの部分は鋳物でできていますが、ちゃんとそこにも鋳物の鋳造肌のテクスチャがつけられています。こんな目立たない箇所なのに妥協はありませんね。凄いです。これは作り進めるのが楽しみになってきました。
(全作品完成まで あと126)
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