LAV-25ピラーニャ その5 ウオッシング
2010年11月30日
Category : AFV アメリカTags : ピラーニャ
塗料が十分に乾いたと思われるので(そりゃそうでしょう)、ウオッシング作業に入ります。通常これだけ白い車輌にウナギノタレウオッシングをすると真っ黒になってしまいそうですが、今回は塗装が半ツヤなので、拭き取りやすいので大丈夫でしょう・・・チョット心配
ウナギノタレといってもスーパーで売っている鰻のタレを使うのではなく(えっ、知ってるって?)、エナメルの黒と茶色を混ぜて作ったウオッシング液を使います。
濃いとは言っても筆塗りほど濃いわけじゃなく、私が従来使ってきたウオッシング液よりもかなり濃いっていうレベルです。濃さは写真を見て下さい。もしかしたらエアブラシで吹くときぐらいの濃さかもしれませんね。エナメルは吹いたことが無いので・・・
塗ったらあまり乾かないうちに拭き取っていきます。このときエナメル溶剤を染ませた綿棒で塗料をゆるくして、さらにキレイな綿棒で拭き取っていきます。一度にあまり広い範囲に塗ると乾いてしまうので、だいたいこれくらいの面積ずつ進めて行きます。
綿棒はかなりの本数を使います。この車輌だけで20本ほどつかうでしょうね。
かなりしつこくこすってキレイに剥がしていきます。剥がすくらいなら最初から塗らなきゃいいのにと思われるかもしれませんが、この拭き取りが出来なくて残った汚れの汚れ具合がなんとも自然な感じがしませんか。実物の車輌もこういった隅っこに取り切れない汚れが残りますからね。
ウオッシング終了です。ピカピカの新品だったピラーニャがちょいと使い古した感じになりました。
今回は白いボディということもありかなりしつこく拭き取りを行いました。塗装はラッカーで行っており、さらにデカールの前後でクリアを吹いていますから、塗膜はかなり強くなっています。そのため強くこすっても大丈夫だったのですが、これが水性アクリルで吹いた細吹きの迷彩塗装だったりすると、クリアの保護膜がなかったらひとたまりもないでしょうね。このあたりはご注意下さい。
足回りや車体の下面は十分な拭き取りが出来ません。こんなところにあの濃いウオッシング液が残ったら目もあてられません。筆の届かないところにまで流れ込んでいきますから、そうなったら拭き取りは不可能です。
そこで足回りは拭き取りがいらないくらいに薄めて塗り広げるだけにします。実際には先ほどのウオッシング液を5~10倍くらいにまで薄めます。ただサラサラと流れていきますから、細かなパーツのある部分では注意が必要です。エナメル溶剤はプラスチックを犯しますから、場合によってはバラバラになってしまいますからね。
(全作品完成まで あと82)
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