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3号指揮戦車K型 その2 履帯の組立てと砲塔リングの拡張

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 284-2

履帯の組み立て

3号指揮戦車K型

履帯の組立て

履帯を組み立てます。古いキットをベースにしているのですが、履帯はマジックトラックに変更になっており、ランナーから切り取る手間が省けて助かります。

3号指揮戦車K型

ライトグレーがライト(右側)です。

今回初めて気づいたのですが、ライトグレーの成形色のパーツがライトサイド(右側)なんですね。light(明るい)とright(右)と少し綴りは違いますが、音はよく似ていますので(日本人にはまったく同じですね・・・)、とても覚えやすいですね。いままで何輛もドラゴンの戦車を作ってきて、今頃気づきました(^_^;)。

履帯のコマ数は説明書の指示では左右共に95コマなのですが、右は95では多すぎたので、1コマ抜いて94コマです。それでもこれだけ波打っています。左も1コマ抜いても全然大丈夫な感じです。

履帯の組み立ては例によってリモネン系接着剤でベルト状にしておいて、30分放置後、輪っかにしてから形を整えています。車輪はスコスコなので、ピットマルチという剥がせる糊で弱~く接着してあります。履帯が固まったら取り外すことができますから、塗装の時は楽ちんです。

3号戦車と4号戦車

3号戦車と4号戦車

3号戦車と4号戦車

この写真は前に作った4号D型潜水戦車(向かって左、大勢乗っている方)と3号戦車J型です。4号戦車のOVMが塗装するのを忘れられていますが、なんで気づかなかったんでしょうね。不思議・・・

こうして比べてみると3号戦車と4号戦車ってほとんど大きさが変わりません。重さだって4号戦車がチョッピリ重いだけです。

ドイツの戦車は1号から順にだんだん大きくなっていくので、3号と4号もそんな関係かと思うのですが、実はこの2つは同時に開発されています。両車はその目的が異なっており、4号戦車は機動力は必要無いが大きな大砲を搭載して歩兵の支援に当たる。3号戦車は軽快な機動力を持ち、対戦車戦闘を受け持つと言う具合です。

3号戦車と4号戦車の砲塔リング

3号戦車と4号戦車の砲塔リング

ところがいざ戦争が始まってみると、3号戦車の小さな大砲ではソ連軍の戦車とは戦えないことが判明し、慌てて5号戦車パンターを開発することになるのですが、4号戦車も支援戦車から主力戦車に目的変更され、大きな砲塔を活かして大きな主砲を搭載したりしました。歩兵の支援はというと、もっぱら小型の戦車を改造した自走砲が受け持ったりしました。

4号戦車はもともと大口径の大砲を積む目的で設計されていましたから、砲塔が大型だったんですね。そのため後々も長砲身の7.5cm砲なんてのも搭載できるようになるのですが、その大きな砲塔を利用して、指揮戦車に必要なたくさんの無線機を搭載することもできました。そしてその4号戦車の砲塔を3号戦車に乗せちゃおうってのが3号戦車K型なんです。

3号戦車に3号戦車の砲塔

3号戦車に4号戦車の砲塔本来の3号戦車の砲塔を乗せてみると左の写真のようになります。砲塔が小さいですよね。

そして4号戦車の砲塔を乗せてみたのが右の写真です。なんだか少し頭でっかちです。でもこうしてみると、たしかに乗らないことは無いですね。でも、それなら最初から4号指揮戦車を作ればいいのに・・・って思うのは私だけ?

砲塔リングの改造

砲塔リングを広げろってね~

砲塔リングを広げろってね~

そんなわけで砲塔リングを改造します。説明書にも一回り大きくしろと書かれています・・・っていってもあなた、こんなことって・・・(^_^;)

3号指揮戦車K型

割と簡単に広げられました(;^_^A

でも大丈夫です。車体上部のパーツを裏返してみたら、ちゃんと切り取り線じゃなく切り取り用の溝が深くモールドされていました。プラスチックカッターで溝を少しばかり深くしてやったら簡単に切り取ることができました。やれやれ・・・

読者のtomboy07さんから貴重な助言をいただきました。丁寧に資料もメールで送っていただけまして、これによるとさらに改造が必要とのことです。tomboy07さん、いつもありがとうございます。単に4号戦車の砲塔をもってきてポンと載せれば良いというわけにはいかないみたいですね。どこまでできるか分かりませんが、頑張って改造してみます。やっぱりオレンジボックスは一筋縄ではいきませんね。

(全作品完成まで あと89)

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