5号戦車パンターD型/パンタートーチカ その7 基本塗装
2019年9月22日
Category : AFV ドイツTags : トーチカパンター
サフ吹きに続いて今回は基本塗装です。戦車とトーチカの砲塔はダークイエローで、トーチカの台座はプライマーレッドで塗装しました。ダークイエローは基本色にプラスして明度を上げた明色と明度を下げた暗色の3つのダークイエローを使って塗っています。ただし流行のモジュレーションではありません。同一平面でグラデーションをかけるカラーモジュレーションではどうも平面がカッチとした平らな面に見えなくなるので私は苦手です。
詳しくはつづきをどうぞ…
暗色
まずは基本色に影色を混ぜて作った暗色で塗装します。光のあまり当たらない所を中心に塗ります。パンターの装甲は傾斜装甲なので、基本的に光の当たらない部分というのは下半分と車体の後の装甲板に集中しています。そのためこの角度から見ると暗色で塗られているのはごく一部分になります。
転輪
転輪は予め周囲のゴムの部分をタイヤブラックで塗っておいてから中央の車体色の部分を塗分けます。その際にゴム部分は製図用のテンプレートを使ってマスキングします。こんなのを置いただけでちゃんとマスキング出来るのか心配になりますが、以外と大丈夫なんですよ。
ほらね、だいたい大丈夫でしょ。左下の転輪のでは少しゴム色が残ってしまっている箇所がありますが、ここは筆塗りで修正できますし、なんならそのままにしておいても泥汚れを付けるのであんまり気になりません。この方法で転輪を塗分けると必要な時間はものすごく短縮されます。
シュルツェン
シュルツェンは一度裏も表も暗色で塗装します。表面は最終的には車体に組み付けて光が当たる部分だけ基本色を吹く予定です。
基本色
基本のダークイエローを残った部分に吹きます。天板やハッチがまだ黒く残っているのは、さらにここに明色を吹く予定だからです。シュルツェンは順番にはめて上から基本色を吹いています。表だけが明るい色になりました。
トーチカの台座
トーチカの台座って言ってますが、ほんとは何て名前なのか知りません。たぶん名前は違ってます(オイオイ)が、この部分はプライマーレッドで塗装します。ここは地面に埋めちゃうんですよね。砲塔を旋回させる動力とかはどうしてるんでしょうね。いろいろと気になります。
明色
最後に天板や砲身の上、ハッチなど光が強く当たる部分に明色を吹きます。明色は基本色にツヤ消し白を混ぜて作っています。これで基本塗装は完了です。パネルラインに影を残したり、平面にグラデーションをかけるといった派手な演出はしていません。そのため普通にべた塗りしたみたいに見えなくも無いですが、べた塗りとは明らかに違うつもりです。室内の蛍光灯の下でも、太陽光の下で見るような強い影に少しは近づいているような気がしませんか?
(全作品完成まで あと123)
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根生さん
今晩は。
転輪塗分けにテンプレートを使うのはアイデアですね。
私はチマチマと廃ハガキをサークルカッターで切り抜いて同じようにやっています。
しかし、Ⅳ号戦車などは小さいためうまく切り抜けないので筆で塗り分けています。
テンプレートでしたら合いそうな穴があるので、真似させて頂きます。
砲塔を旋回させる動力は手動のようです。
本来は油圧駆動ですが、油圧装置故障に備えて手動回転装置がありましたので、それを利用しています。
砲手が主ですが、装填手が補助するようになっています。
どの程度の速度で回せるかは判りませんが、同じような装置を持つタイガーはハンドル2回転で1度でした。
タイガーは車長が補助するようになっていました。
また、コンクリート製の基部を持つものは発電機を装備しモーターで旋回するようになっていたそうです。
tomboy07さん、情報ありがとうございます。手で回していたとは驚きです。照準の微調整くらいならいいのですが、派手に動かれたら追いつかないような(;^ω^)
テンプレートはいいですよ。どうしても直径が小さい方で0.5mmきざみ、大きい方なら1mmきざみになるのでジャストサイズにならないこともあるのですが、だいたい同じ大きさくらいでも気になりません。この方法を使うようになってから転輪の塗り分けがすごく楽になりました。クレオスくらいから転輪専用のテンプレートセットとか発売したら売れるような気がしますよね。