5号戦車パンターD型/パンタートーチカ その10 細部の塗分けとスミ入れ
2019年9月28日
Category : AFV ドイツTags : トーチカパンター
デカールが乾いたらデカールの保護とツヤの統一を兼ねて半ツヤクリアを全体に吹きます。半ツヤクリアを使う事でスミ入れ塗料の残り具合がコントロール出来るので、先の2つと合わせて一石三鳥ですね。全体のツヤが統一できたら、OVMなど細部の塗り分けをします。今回は勢いあまってそのままスミイレまですませてしまいました。
詳しくはつづきをどうぞ…
OVMの塗分け
まずは左側のOVMです。パンターのOVMは車体に直接ではなくラックの上に乗っているので、車体からは少し浮いています。そのため塗り分けは比較的楽ちんです。金属部分はメタルカラーのダークアイアン、木の部分はアメリカーナのトラッドローシェンナです。
右側も同様に塗分けます。ワイヤーカッターの柄は木じゃ無くてなんか樹脂のようなものなのかいつもツヤ有りの茶色で塗ります。
車体後部の塗分け
車体後部です。排気管をメタルカラーのダークアイアンにマホガニーを混ぜた色で塗っています。反射板と車幅表示灯は下地に銀を塗ってからそれぞれクリアレッドとクリアグリーンでぬりました。ジャッキは別で塗ってから取り付ける予定です。
スミ入れ
スミ入れ塗料を塗ります。スミイレはMr.ウエザリングカラーのグランドブラウンを瓶のまま塗ります。スミを入れたい部分に適当に塗っています。
ウオッシング
スミ入れ塗料が手で触れるくらいに乾いたら、専用溶剤を染ませた筆で洗っていきます。クレオスのMr.ウエザリングカラーの溶剤は匂いからするとペトロール系ですが、乾くのが早いからなのかプラをあんまり痛めません。そのため無造作にジャバジャバやっても壊してしまう危険が少ないのがいいですね。汚れた溶剤をティッシュに移しながら、どんどん洗っていきます。汚れ具合によってどれほど残すかを決めればいいし、もし拭き取り過ぎてしまったらまた塗ればいいですからね。気軽にできるので楽しい作業です。
傾斜した前面の装甲板のウオッシングです。こちらは雨だれでできるスジを意識して重力の方向に拭き取ります。よく見ると拭き取り忘れがありました。後でちゃんと拭き取っておかないといけませんね(;^ω^)
砲塔も同じ様にスミイレをして拭き取ります。それまで明るすぎる色合いだったのが、薄汚れて落ち着いた雰囲気になりました。またMr.ウエザリングカラーはけっこうなツヤ消しなので、それまで半ツヤで仕上がっていた表面が3/4ツヤ消しくらいになりました。鉄の塊の戦車はこれくらいのサテン調の仕上りが私は好きです。
次回はいよいよ足回りをコッテリと汚して組み上げます。だんだん完成が近づいてきました。
(全作品完成まで あと123)
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