1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その9 デカール貼りと履帯の連結(開始)
2020年3月30日
Category : AFV ドイツTags : 3.7cmPak35/36Sd.Kfz.10
足回りの組み立てに進む前にデカールを貼り忘れていることに気づきました。しかもそのデカールを貼るためのツヤ有りクリアでの下地づくりもするのを忘れています。今回は下地づくりをしてその乾燥待ちに履帯の連結を開始しました。
詳しくはつづきをどうぞ…
デカールの下地づくり
車体に描かれたさまざまなマークを再現するのにデカールは一番手軽でローコストなのですが、デカールの周囲にある透明な糊の部分が白浮きするシルバリングが悩みの種です。特にAFVは塗装がツヤ消しのため、細かなザラザラができてそれがデカールの透明部分を白濁させます。そこで少しでもシルバリングを防ぐために、ツヤ消しの塗料の上からツヤ有りのクリアを吹いて表面をツルツルにします。
ラッカー塗料はすぐにさわれるようになるくらい乾燥が早いのですが、手で触れるようになってもしばらくは溶剤が揮発つづけます。まだ完全に揮発しきっていない状態でデカールを貼ってしまうと、デカールを密着させられないので、このクリア塗装は十分な時間をかけて乾燥させます。いつもなら基本塗装と一緒にこのクリアまで済ませてしまうのですが、ついうっかり忘れていました。
履帯の連結
クリアコートの乾燥待ち時間に履帯の連結をします。小さなパーツをつないで片側42コマつなぎます。7コマずつつないだものを6組作り、それを最後に連結しました。
最近のドラゴン(サイバーホビー)の履帯はランナーから離れた状態で袋に入っているので、切り出し処理が必要ありません。ですが、その代わり押し出しピンの跡がバッチリ残っているので、それを削るのが大変です。しかもよく見るとゲートも残っているので、そちらも処理が必要です。個人的な好みですが、私は履帯パーツは余所のメーカーのようにランナーに付いている方が好きです。そうすれば押し出しピンはランナー側に持って行けるので、履帯はゲート処理だけになります。ゲートの処理の方が押し出しピンの処理よりも楽ですからね。それに場合によってはランナーに付いていれば先に塗装してから組み立てることもできます。連結式の履帯ってつなぎ目をちゃんと塗るのって意外と大変ですからね。
デカール貼り
クリアを塗ってから24時間以上経過したのでデカールを貼りました。デカールにはマークソフターをたっぷり塗って放置します。この写真では貼ったばかりなので、デカールが曲面に密着していませんが、マークソフターが効いてくると密着してくれるはずです。ドラゴンのデカールは質が良いので、これでほぼ大丈夫なはずです。明日の朝が楽しみです。
(全作品完成まで あと124)
関連するコンテンツ
作品No.475の記事一覧
- ドイツ・1tハーフトラック3.7cm対戦車砲 Sd.Kfz.10 Op.475 製作開始 (2020年3月14日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その2 シャーシの組み立て (2020年3月15日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その3 エンジンと操縦席の組み立て (2020年3月16日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その4 車体細部の組み立て (2020年3月17日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その5 3.7cm対戦車砲の組み立て (2020年3月20日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その6 車体の塗装 (2020年3月24日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その7 エンジン、運転席の塗装と組み付け (2020年3月25日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その8 機関室の追加工作 (2020年3月29日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その9 デカール貼りと履帯の連結(開始) (2020年3月30日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その10 車輪の塗り分けと履帯の連結 (2020年3月31日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その11 細部の塗り分け (2020年4月5日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その12 足回りの組み立て (2020年4月6日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その13 砲架のディテールアップ (2020年4月14日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その14 3.7cm対戦車砲の塗装 (2020年4月15日)
- 1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その15 スミ入れとチッピング (2020年4月16日)
- ドイツ・1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その15 完成! (2020年4月18日)
コメントを残す