1tハーフトラック3.7cm対戦車自走砲 その11 細部の塗り分け
2020年4月5日
Category : AFV ドイツTags : 3.7cmPak35/36Sd.Kfz.10
OVMなど車体に付いているパーツの塗り分けをしました。また先日組み立てた履帯を塗装しました。これで足回りを組み立てる準備が完了です。
詳しくはつづきをどうぞ…
車幅表示棒の修復
左右のフェンダーには車輌の幅を分かりやすくするための棒が付いています。初期のドイツ軍の車輌にはけっこうこれが付いていまして、5号戦車パンターD型には付けられていました。このパーツ、非常に細くて弱々しいので心配だったのですが、案の定いつのまにやら片方が無くなってしまいました。どこを探しても見つからないので、自作することにしました。
最初はプラ板で作ろうと思ったのですが、途中で90度ひねられた形をしているのでプラ板での再現はあきらめました。次に加工のしやすい銅板を使ったのですが、あまりにフニャフニャすぎて形が決まらないので、0.5mm厚の真鍮板から切り出しました。先の円形は0.3mmのプラ板をパンチで打ち抜いて作りました。右側とは多少サイズがちがっちゃいましたが、あまり気にならないのでこのまま使います。
半ツヤクリアコート
OVMなどを塗り分ける前に半ツヤクリアでオーバーコートします。目的は3つ、デカールの下地づくりのためにツヤ有りクリアでテカテカになったぶぶんのツヤの統一。そしてデカールの保護。最後にスミイレの時のスミの残り具合の調整のためです。半ツヤにするのはほどよくスミを残すためです。完全なツヤ消しにするとかなり薄汚れた感じに仕上げることが出来ます。今回はそれほど派手に汚さないので半ツヤです。フロントガラスに半ツヤクリアがかかるのを防ぐためにアルミホイルをかぶせてマスキングしています。
OVM等の塗り分け
スコップなどのOVMを塗り分けます。金属部分はクレオスのMr.メタルカラーのダークアイアンでぬりました。木の部分はトールペイント用の水性アクリル塗料のアメリカーナのトラッドローシェンナです。またワイヤーカッターの持ち手はツヤ有りのブラウンで塗ってます。
車幅表示棒の先の丸い部分は白で塗ります。
車体後部の塗り分け
フェンダーの端に付けられた泥よけに付いている反射板を塗り分けます。下地を銀で塗ってからクリアレッドを重ねました。
履帯の塗装
履帯を塗装します。履帯はメタルカラーのダークアイアンで塗装しました。また地面に接する部分に付けられたゴムのパッドはツヤ消し黒で塗り分けています。
これで車体パーツの塗装はほぼ完了です。次回は車体の下部と車輪や履帯を汚して組みたてます。
(全作品完成まで あと124)
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