ヤクトティーガー ヘンシェルタイプ その11 塗装
2006年8月17日
Category : AFV ドイツTags : ヤクトティーガー
基本塗装
ペリスコープ取り付け忘れ事件を起こした訳なんですが、強引に解決しました。まぁ、ペリスコープは車体の上に飛び出している部分しか見えません。ティーガー1の様にハッチに付いている場合はハッチを開ければ裏まで見えますが、ヤクトティーガーではもうまるで内部は見えないのです。まして私のヤクトティーガーは主砲に付けたおもりが丸見えになるため、大きな後部ハッチは開閉禁止ですからなおさらです。
そんなわけでペリスコープは外部にチョンと飛び出した部分だけをちょん切って貼り付けることにしました。Unplugged さんもコメントしてくれたように、キットに付属のクリアパーツのペリスコープは大変良くできています。そこでこのクリアパーツは大切に取っておき(ってどうするつもり?)、不透明パーツの方をちょん切ることにしました。
さてこのペリスコープをどうやって付けるかです。もちろん内側からは不可能です。やろうとしたのですが、あまりの困難さに速攻で中止です。あとは下から入れられないなら上から入れるだけすよね。しかし上にはペリスコープガードががっちりと接着されています。実はそのために大騒ぎしているわけです。
下から入れる場合、苦労して入れる間に、大きな車体についた小さなパーツを壊してしまいそうなのが一番の心配なので。そこで、ペリスコープガードを無理矢理引っぱがして、後から修理した方がずっとリカバリーは楽そうです。
先の曲がったピンセットを差し込んで、テコの原理で無理矢理外します。ペンチでひっぱたり、接着部分をナイフで切ったりもしました。何とかして最小の被害でペリスコープガードを剥がすことに成功しました。後はぶかぶかの車体の穴に上だけになったペリスコープを接着し、ガードを戻してできあがりです。クリアパーツの素敵なペリスコープは使えませんでしたが、ほとんど問題ありません。
早速履帯をマスキングして基本塗装のダークイエローを吹き付けました。
OVMの組立て
基本塗装が乾くまでの間、後回しにしていたOVMの制作に入ります。いつもの手順ですよね。今回はサードパーティ製のエッチングパーツは使いません。特にアベールのOVMクランプはこりごりです。あれは中年モデラーには嫌みでしかありません。しかし、クランプの取っ手くらいは付けたいので、銅線を四角く切って瞬間接着剤で貼り付けました。
0.28mmの導線を1mm角の真鍮の角棒にきつく何回も巻き付け、これをカッターナイフでバラバラに切り離します。すると1mm角の四角が巻いた数だけできます。螺旋状に巻きますから少しゆがんでいますが、平らな面でトンカチでたたいてやればキッチリと平らになります。これを貼り付けるだけです。材料代はタダみたいなものです、技術もいりません。ピンセットでつまむときに何個か飛ばしましたが、一度も探しませんでした。一度にイヤというほどできますから、無くしても全然気になりません。
砲身を掃除するロッドは連結できるように穴が空いているはずなので、機関銃の先と同様に穴を開けました。またこのロッドを留める金具に付いているはずの蝶ネジをモデルカステンの蝶ネジセットを付けました。これが唯一のアフターパーツです。
迷彩塗装
そろそろ下地が乾いた頃なので、エアブラシを出したついでに2色目を塗装です。説明書のイラストを見ながら細吹きのエアブラシでモコモコとパターンを描いていきます。そうそう、色はレッドブラウンを瓶から出したままです。色を混ぜないと追加や後から修正する時などが楽なので、できるだけ瓶のままでしたほうが楽ちんです。今回はツィンメリットコーティングをしていないので、明るめに調色しなくても大丈夫かな、って考えました。単に面倒なだけかも(+_+)\バキッ!
そして3色目はオリーブグリーンです。これも瓶から出したままです。レッドブラウンに張り付くように少しずつ模様を足していきました。
ドイツ軍の3色迷彩は塗られた車輌、時期、戦場などでさまざまなパターンがあります。縞々のものやら、ウネウネのものやら、太とい帯状の物やら、点々付きやらとありますが、今回のヤクトティーガーのパターンはなんだかとっても強そうです。カッコ良くできました。ここまでくるともう一息ですね。
(全作品完成まで あと9)
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