ドイツ・15cm自走重歩兵砲グリレK Op.253 制作開始
2011年8月17日
Category : AFV ドイツTags : 15cmsIG3338(t)戦車グリレK
第2次世界大戦も開戦してまもなく、小型の戦車は火力防御力共に力不足となってきました。そこでドイツ軍はそれら小型の戦車を改修して強力な砲を乗せた自走砲を多数開発しました。そしてそれらの有用性が明らかになると、中古の戦車を改修するだけでなく、新車の状態で自走砲を作るようになりました。
そんな自走砲の中で、チェコ製の38(t)戦車のエンジンを後ろから車体中央に移し、空いたスペースに戦闘室を設け、大きな大砲はエンジンの上にのせるというレイアウトが生まれました。そのうちで15cm重歩兵砲を乗せたのがこのグリレK型です。ちなみに7.5cm対戦車砲を乗せたのがマーダー3M型です。
小さな車体に大きな大砲。15cmといえば砲弾の直径だけはパンターの2倍ですからね。たいした迫力です。射程距離は短いので、砲を高く上に向けて距離を稼ぎ、敵の陣地やトーチカを砲撃しました。そんな歩兵たちの心強い味方をサイバーホビーのキットでつくります。
このサイバーホビーのグリレKは3年ほど前に発売されました。当時、自走砲好きの私は大喜びで買ったのですが、なかなか作るチャンスに恵まれず今日まで積んだままになっていました。このお盆でなんと在庫3周年を迎えてしまったのです。そんなわけで重い腰を上げて作ることにしました。
足回りの組み立て
例によって足回りの組み立てからです。転輪は塗装の都合で接着しないことが多いのですが、今回のグリレはなぜか軸がぶかぶかで、はめただけではグラグラと向きがバラバラになりそうなので、接着してしまいました。
ついでに起動輪、誘導輪もブカブカだったので接着してしまいました。そんなことをして大丈夫なのか・・・
履帯の組み立て
説明書ではずっと後の行程になるのですが、履帯は先に組み立てておくことにします。車体にモノがいっぱい付いていると履帯がまきにくいですからね。
履帯は接着力はあるが乾燥は遅い(ついでに良い香り)のリモネン系接着剤で組み立てます。一列に数だけ並べた履帯に接着剤を塗り30分ほど放置します。ホントに30分ですよ。
30分も経つともうちぎれません、そして接着箇所はかむ前のチューインガムくらいの堅さになっており、自在に曲げることが出来ます。この状態で最後は起動輪でつなぐように巻き付けます。
いつもはドーナツの輪っかのようにつないでしまうのですが、今回は起動輪、誘導輪ともに接着してしまっているので、履帯を取り外しができるようにするために、起動輪のところで履帯が離れるようにしました。
塗装の時に弱くなるのは承知の上ですが、致し方ありません。固まった履帯はしばらくはめっぱなしにして置きます。そうしないと接着剤の乾燥で縮んで二度とはまらなくなるかもしれないからです。
(全作品完成まであと 99)
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