ポルシェ・911ターボ ’88 Op.463 制作開始
2019年6月6日
ポルシェ・911といえば1964年の発売以来なんと半世紀以上にわたってRR(リアエンジン・リア駆動)の基本レイアウトのまま進化し続けられているポルシェの傑作フラッグシップカーです。当初空冷だったエンジンも今では水冷になってはいるものの、基本レイアウトをそのままにただ作り続けられているだけで無く、絶え間なく進化しているというのは驚きの他ありません。そのポルシェに市販車として始めてターボ搭載モデルが登場したのが1975年発売の911ターボです。そして今回作るのはその1988年モデルです。
歳が分かっちゃいそうですがスーパーカーブームのあった1970年代後半に免許を取得した私にとってポルシェターボはちょっとした憧れだったのですが、さすがにこれが欲しいとは思えませんでした。まぁ小心者でしたしね。そこまで大それた夢は持っていませんでした。本当なら20歳くらいですからね、それくらい大きな夢を持てていたら、いまごろもう少し出世していたかもしれませんが、まぁこんなもんでしょう(;^ω^)
キットはタミヤの1/24です。もう6年も前の静岡ホビーショーの時のタミヤ本社のオープンハウスのバーゲンで購入しています。いい加減に作らないと箱が潰れてきたので成仏させてあげることにしました。A-6Eイントルーダーも始めたばかりなのですが、カーモデルは乾燥待ち時間とかが多いので、間に挟みながら平行してやっていきます。
では早速制作にはいります。
ボディの研磨
まずはボディを整形します。ご覧の様にボディには目立つ場所に金型の合わせ目でできるパーティングラインが入っています。これを丁寧にスポンジヤスリで削ってやります。また筋彫りが塗装で浅くなってしまうので、深く彫り込んでやります。
ボディの整形ができたら、耐水ペーパーの800番、1500番、2000番、3000番、4000番、6000番を使って磨きます。番手を少しずつ上げながらなんども繰り返すのは面倒に見えますが、それぞれの番手毎にはそれほど時間をかけなくてもツルツルになるので、かえって時間短縮になります。そして最後にタミヤのコンパウンドの荒目、細目、仕上げ目をつかって表面を研磨しました。
塗装
研磨したボディを洗剤を使ってキレイに洗って乾かしたらいよいよ塗装です。塗装は銀色で塗装します。プラの成形色と同じなので、今回はサフを吹きません。銀色は隠蔽力が高くてすぐに下地の色が見えなくなるのですが、塗膜が薄いと研磨したときにハゲちゃうので、エッジを中心に何度も塗り重ねました。
カーモデルのようなテカテカの塗装は塗料を乾燥を遅らせるリターダーの入った溶剤で薄めるのですが、銀のような粒子入りの塗料の場合、乾燥までに粒子が沈んでしまうのを防ぐために、乾燥の早い速乾性の溶剤を使います。そのかわり表面がザラザラにならないようにあまり距離を置かないようにして圧を下げてフワフワと吹きました。
さて、このまましっかりと乾かすために2週間ほど乾燥機に入れます。その間にイントルーダーを作ったり、911ターボのシャーシなどを作ったりしましょう。
(全作品完成まで あと125)
関連するコンテンツ
作品No.463の記事一覧
- ポルシェ・911ターボ ’88 Op.463 制作開始 (2019年6月6日)
- ポルシェ・911ターボ ’88 その2 クリアコート (2019年6月23日)
- ポルシェ911ターボ’88 その3 シャーシの製作 (2019年7月8日)
- ポルシェ911ターボ’88 その4 キャビン (2019年7月9日)
- ポルシェ911ターボ’88 その5 ボディの研磨 (2019年7月10日)
- ポルシェ911ターボ’88 その6 ボディの塗分け (2019年7月16日)
- ポルシェ911ターボ’88 その7 ボディの組み立て (2019年7月20日)
- ポルシェ911ターボ’88 その8 完成! (2019年7月21日)
コメントを残す