日本海軍・戦艦扶桑 1941年 その13 スミ入れ
2021年6月20日
今回は久しぶりに戦艦扶桑です。スミイレをしました。スミ入れ塗料はいつものクレオスのMr.ウエザリングカラーのグランドブラウンです。さらに水垢や錆の垂れた跡をAKインターラクティブのウエザリング塗料でほどこしました。
詳しくはつづきをどうぞ…
構築物のスミ入れ
環境や煙突など複雑な形をした構築物のスミイレです。ものすごく凸凹と入り組んでいるので拭き取りはすごく大変です。こんな箇所は最初から拭き取りをあまりしないことにします。つまりはじめから薄めたスミ入れ塗料をべちゃべちゃと流していきます。付けすぎた箇所は拭き取りますが、奥まった部分は基本的には塗りっぱなしです。砲塔は拭き取りができるので船体と同じ方法でスミイレをします。
甲板や船体のスミ入れ
甲板や船体、砲塔は拭き取りが出来るので、スミ入れ塗料を原液のまま塗りつけます。塗るのは全体にではなく入り隅やモールドが集中しているところです。塗料が触っても取れないくらいに乾いたら溶剤を染ませた平筆で拭き取っていきます。この作業が洗っているみたいなのでウオッシングって言うんでしょうかね。塗料は乾きすぎると拭き取るのが大変になるので、あまり広い範囲を一度にはしません。1/700の戦艦の甲板なら3つくらいに分けて作業します。レジンキットはモールドがしっかりしているのでスミがしっかりと入ってくれます。
ウエザリング
ウエザリングをします。いわゆる汚しってやつです。使うのはAKインターラクティブのストリーキンググライムです。これは雨だれや水垢が垂れた様子を再現する塗料です。原液のまま垂れそうな箇所の根元に点々と付け、乾いたらウオッシングと同じ要領で溶剤を染ませた筆で伸ばしてぼかします。今回はわざと残るように重力の方向に伸ばします。さらに錆が垂れた様子を同じくAKインターラクティブのラストストリークを使って付けました。
これで汚しの作業は完了です。後は空中線を張る作業です。これはすごく苦手なんですよね。もう細い針金が見えないんです。1/700用を使うのは年齢的に無理なので1/350用を使って数をグッと減らして張ることにしています。それでも見えないんですよね。艦船模型は若い内に作っておかないとだめですね。若い皆さん、買ったプラモを積んでる場合じゃないですよ。50歳過ぎるとみるみる目は見えなくなりますよ。ほんとです。
(全作品完成まで あと117)
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