4号戦車H型改造8.8cmFlak37自走砲 その12 迷彩塗装の仕上げとクリアコート
2025年1月19日

迷彩塗装が終わったので、次はOVMなど細部の塗り分けになるのですが、その前に一旦クリア塗料でオーバーコートします。
詳しくは続きをどうぞ・・・
迷彩塗装のキズ

クリアコートの前に、迷彩塗装を仕上げます。普通の戦車では迷彩塗装が施された車体の外側は、走行や戦闘でできるキズが付くくらいですが、この車輌では、車体の上面、特に中央部とエンジンデッキは、まさに戦闘室の床面でして、ここを乗員が歩き回ります。ドイツ兵の履いている靴は、靴底に金属の鋲(スパイク)が埋められており、塗装は傷だらけになるはずです。そんなわけで、たくさん踏まれそうな箇所を中心に、小傷をいっぱい付けました。小さな傷は手前のキサゲというステンレス製の刷毛で、大きな傷はデザインナイフの刃先で引っ掻きました。
デカール貼り

次にデカールを貼ります。塗装図にはデカールの記載は一切無いのですが、キットには国籍マークだけが入っています。せっかく入っているので、普通の4号戦車に描かれている場所に貼ってみました。いつもはデカールの余白が白化するシルバリングを防ぐために、貼る場所の表面をクリアでつるつるにするのですが、今回は余白部分を最初に切り取ってから貼り付けました。余白が無いのですから、白化しようがありません。
クリアコート

半ツヤクリアでオーバーコートします。クリアのオーバーコートはいろいろな目的があります。まずはラッカーで塗られた基本色の部分と、トールペイント用水性塗料を筆塗りした迷彩部分のツヤの統一です。次はデカールの保護とデカールのツヤの統一。そして半ツヤを使って、ウエザリングの際の、ウエザリング塗料の乗りの調整です。

実は基本塗装をしたときに、上部転輪の塗装をするのを忘れていました。写真には写っていませんが、塗り忘れた上部転輪の二枚合わせの外側を塗装しました。そのついでに、すこし発色が悪くて、色が暗すぎた転輪を追加で塗装しました。

エアブラシでの塗装が完了したので、メーター部分のマスキングと、写真には写っていませんが、運転席の窓のマスキングを剥がしました。少しマスキングが漏れちゃってますが、印刷済みのクリアパーツのメーターはいいですね。
次回はOVMやマフラーなど細部の塗り分けをします。
(全作品完成まで あと114)
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