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M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 その4 サフ吹き、影吹きとフィギュアの組立て

Category : AFV フィギュア アメリカ

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 249-4

戦車のサフ吹き、影吹き

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 サフ吹き

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型
サフ吹き

シャーマン戦車にサーフェイサーを吹きます。サーフェイサーはクレオスのMr.サーフェイサー1200番です。多少金属パーツ(真鍮線)がありますが、小さいので余り気にしないで行きます。メタルプライマーだけは筆塗りでチョイチョイと塗っておきます。あっ、もちろんサフの前にですよ。

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 影吹き

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型
影吹き

次に影色を塗ります。ただ今回はオリーブドラブという割と濃い色の戦車ですから、影色はあまり効果が分からないかもしれませんね。ただ奥まった部分に塗料が届きにくいときの保険の意味もあります。今回は雪の積もった年末年始のアルデンヌの森ですから戦車の足回りはドロドロで乾く間もないと想定しています。ですからほこの色が仕上がりの色に近いので、足回りは完全にこの影色で真っ黒です。

ちなみに影色のレシピはMr.カラーのマホガニー:タイヤブラック:フラットベースを1:1:0.5で混ぜています。要はこの量の塗料をまるまる一瓶ずつ(フラットベースは半分)とエアブラシ用に2.5倍程度に希釈するためのエアブラシ用の溶剤を全部まとめて大きめの貯蔵瓶に入れて大量に作り置きしています。

フィギュアの組み立て

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 フィギュアの組立てM4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 フィギュアの整形フィギュアを組み立てます。フィギュアの上着の裾はこの写真のように成形されており、おしりの上に乗っかった大きな塊となっています。まっすぐ立っている場合はあまり目立たないかもしれませんが、これくらい前傾姿勢を取っているとおしり周辺は丸見えでして、ここの加工はかなり効果が大きいでしょうね。

タミヤのプラはかなり堅く、削るのに一苦労します。東欧系の非常に柔らかいプラの方がこういった加工には向いています。でも文句を言っていても始まりませんから、まずヒートペンを使って彫り込みます。ヒートペンの掘削後は凸凹ですから、ここはカッターナイフで飛び出たプラを切り取り、さらにハンドリューターで削ります。最後の仕上げに流し込み接着剤を塗って毛羽立ちを押さえます。どうですか上着の裾らしくなったでしょ♪

p34p35

上半身は元々非常にくっきりとモールドされており、あまり手を入れることも無いのですが、襟の裏側を削って薄くしました。(左が加工前、右が加工後)

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 フィギュアの組立て

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型
フィギュアの組立て

腕やヘッド、装備品などを取り付けてフィギュアを組み立てます。予備の弾薬と水筒などは体に付けていますが、大きな荷物はシャーマン戦車に積んでいますから、背中はスッキリしています。

銃のスリングは釣具屋さんで買った鉛の薄板を細く切って貼り付けました。金具なんかも作られる方もお見えですが、まぁ、これくらいでも結構見栄えはします。

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 車長フィギュアの組立て

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型
車長フィギュアの組立て

戦車に乗る車長さんも組み立てました。いつもの戦車帽(って言うのか?)ではなくヘルメットをかぶせます。相手が歩兵達ですから銃で狙い撃ちされちゃたまりませんからね。対戦車戦闘ではなく、歩兵支援車輌らしい演出ですよね。このあたりもタミヤがちゃんと用意してくれていますから、説明書通りに組み立てればいいんですよ。こういうところが本特集の狙いなんです。

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 フィギュアのサフ吹き、影吹き

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型
フィギュアのサフ吹き、影吹き

フィギュアにサフを吹き、さらに影色を塗ってみました。フィギュアに影色を塗るのは実は初めてでして、こんな風にフィギュアの下からエアブラシで影色を吹き付けてみました。どんな風に仕上がるのか楽しみですね。アメリカーナは隠蔽力が強いから隠れちゃったりして・・・

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 アクセサリーの サフ吹き、影吹き

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型
アクセサリーの
サフ吹き、影吹き

別で組み立てておいた装備品と履帯にもサフと影色を吹いておきます。履帯はサフは吹いていません。影色だけです。そしてこの色が仕上がりの色となります。アルデンヌの森の黒い土の色です。森の中って落ち葉とかが積もっていて腐葉土みたいに黒っぽいですからね。戦車を塗るのにこれほど楽ちんなシチュエーションはありません(エヘヘ・・・)。

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 履帯の塗装

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型
履帯の塗装

さあ、ずいぶんと形になってきましたね。本塗装を進めながらいよいよベースと地面を作らなければいけません。これが苦手なんですよね。なにしろそれほど作り込んでいませんから知識も経験も足りません。頑張らなくっちゃね。

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 レイアウトの検討

M4A3シャーマン 105mm榴弾砲搭載型
レイアウトの検討

発砲スチロールの板の上に並べてレイアウトを考えてみます。フィギュアの足には0.8mmの真鍮線が埋め込んであります。
基本的には箱絵の再現ですから、箱絵から大きく変わることはありません。箱絵よりはすこし広い範囲に広げてみようかと思っていますし、アルデンヌの森ですから木の一本もあった方がそれらしいですよね。

(全作品完成まで あと97)

この記事は i-modellers 第4号に掲載された記事 を再編集したものです。

 

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