17ポンド自走砲アーチャー その9 主砲の組立て
2011年10月9日
Category : AFV イギリスTags : 17ポンド砲アーチャーバレンタイン
砲架に続いて揺架や砲身など砲の主要部分を組み立てました。ご覧の様に細かなエッチングパーツがそこかしこに付き、これでもかというほどの精密さです。これはなかなか組み立てるのに骨が折れました。
閉鎖機はご覧の様に開閉式になっており、レバーによって上下します。さすがにこのギミックが1/35で再現されているのは私もこれが初めてです。
ただし、私の工作がへたくそなせいで(おそらく砲尾の中に仕込んだストッパーの向きを間違えたのかな?)、レバーを一番上まで上げても閉鎖機が完全に閉まりません。これはちょいと恥ずかしい・・・(*^_^*)
こんな凝ったギミックが付いているにもかかわらず、揺架を砲架に留める砲耳は可動式になっていません。そのためこのキットでは砲は上下させることができないのです。砲の俯仰はかなり安価なキットでも再現されていますから、これも意外ですよね。
ただし砲を俯仰させると同時に照準器も動かす必要があったり、水平機のピストンがシリンダーから抜けなければいけないのですが、これを再現するのは非常に大変なので、あえて可動式にしなかったのかもしれませんね。いずれにしても可動かどうかの落としどころが普通のキットとはチョイと違っていてオモシロイですね。
主砲を車体に乗せてみます。驚くほどゴチャゴチャと精密にできていますよね。さらに主砲の前に付く防盾もかぶせてみました。なんだかよく分からない金具に蝶ねじまでちゃんと再現されています。
防盾の厚さを見てください。ホントにもうペラペラです。紙のように薄いんですよ。注意していないとこんなパーツ簡単に箱の中で変形してしまっています。ブロンコのキットは箱が密封されていて買わないと明けられません。それでこんな薄いパーツでも安心なんですね。買う前に中身を見たいのはモデラーの性なんですが、今度ばかりはこの方式に感謝しています。
(全作品完成まで あと97)
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はじめまして、今晩は。アーチャー製作記を楽しく拝見しています。閉鎖機が不完全閉鎖とありますが、類似機を扱っている者の所見としては間違っていないと考えます。作例にて閉鎖ブロックの覆っていない部分は薬莢底部により閉塞されるのでご安心ください。(既にご存知でしたらお見逃しください。)
ユウ・ワキさんこんにちは。コメントありがとうございます。
ちゃんと閉まって無くて正解なんですね。安心しました。
情報ありがとうございます。