ドイツ・2号自走榴弾砲ヴェスペ その10 完成!!
2012年12月11日
Category : 完成 AFV フィギュア ドイツTags : 10.5cmleFH182号戦車ヴェスペ
フィギュアの塗装
私はフィギュアの塗装にはアメリカーナという水性アクリル塗料を使っています。色数も豊富でしかも非常に安く、さらに隠蔽力が強くて発色も良いからです。こう書くといいことずくめのように聞こえますが、最大の欠点はプラモ用じゃないため塗膜が非常に弱く、取れやすいのです。
そこでサフを吹いた上から一度下塗りとしてラッカーでざっくりと塗っておきます。ツヤ消し塗料の上ならば表面がザラザラなので塗料が乗りやすいのと、万が一はげてもよく似た色で塗られているのでわかりにくいというのが理由です。まぁ、いうなれば保険みたいなものです。
アメリカーナのような水性アクリル塗料は一度乾燥すると混ぜることができないため油彩のようなブレンディングはできません。薄く水で溶いた塗料を重ね塗りしてグラデーションを作っていきます。このやり方が私の性に合ってるんでしょうね。
塗装ができたらしっかり乾かして、といってもアメリカーナはすぐに乾きます、上から塗膜保護のためにつや消しクリアをオーバーコートします。そして皮膚や髪の毛、革のベルトなんかは半ツヤにしたいので、クリアにフラットベースを混ぜて作った自家製の水性半ツヤクリアを筆塗りでコートします。やっぱり顔はある程度ツヤが無いとね。
追加の汚し
車体部分の汚さに比べて車輪が少しきれいすぎたので、追加でもう少し汚しました。前はアースエフェクトを塗っただけだったのですが、今回はピグメントも少し使いました。
せっかく珍しい転輪にも迷彩柄が入った車輌だったのですが、わからなくなってしまいました(^^ゞ
まぁ、しかたがありませんね。車体部分を汚しすぎたのが良くなかったんですね。後の祭りです。
完成!!
これにて2号自走榴弾砲ヴェスペの完成です。最近はあまり汚しをしてこなかったのですが、めずらしく強めの汚しとなりました。ただ足回りやフェンダーの下はこれくらい汚れていてもいいかもしれませんね。戦場写真なんかを見るとけっこうドロドロです。
そして久しぶりのフィギュアの塗装をしました。もうかなり目が悪くなってきているので小さなフィギュアは正直きついですね。フィギュアの製作の定年を越えちゃったみたいです。今風に言うなら卒フィギュアですね。できるだけ速やかに全廃します・・・ちがうか(+_+)\バキッ!
タミヤのキットはいつもながら楽に組み立てが完了するので、その後の追加工作や塗装、そして仕上げにフィギュアまでしっかりと進めていく余力が残ります。組み立てだけで疲れちゃう(もっとひどいとパーツの整形でクタクタ)キットもたまにあるなかで、肩肘張らずに楽しめます。もっといっぱい製品を出して欲しいですね。
(全作品完成まで あと85)
関連するコンテンツ
作品No.290の記事一覧
- ドイツ・2号自走榴弾砲ヴェスペ Op.290 制作開始 (2012年11月21日)
- 2号自走榴弾砲ヴェスペ その2 車体上部、砲の組立て (2012年11月22日)
- 2号自走榴弾砲ヴェスペ その3 メタル履帯の組立て (2012年11月23日)
- 2号自走榴弾砲ヴェスペ その4 ディテールアップ (2012年11月24日)
- 2号自走榴弾砲ヴェスペ その5 塗装 (2012年11月26日)
- 2号自走榴弾砲ヴェスペ その6 細部の塗分け (2012年11月28日)
- 2号自走榴弾砲ヴェスペ その7 ウエザリング (2012年12月2日)
- 2号自走榴弾砲ヴェスペ その8 足まわりの汚しと組立て (2012年12月8日)
- 2号自走榴弾砲ヴェスペ その9 車体の汚しとフィギュアの組立て (2012年12月10日)
- ドイツ・2号自走榴弾砲ヴェスペ その10 完成!! (2012年12月11日)
コメントを残す