飛行艇母艦秋津洲 その7 迷彩デカール
2018年9月9日
秋津洲には結構複雑な迷彩塗装が施されています。戦車の迷彩とちがって一品モノの軍艦の迷彩塗装は適当にそれらしくってわけにはいきません。資料に沿ってちゃんと塗り分けないとだめですよね(まぁ、プラモの場合絶対って事はありませんけどね)。でもこのキットにはデカールが入っており、貼り付ければ正確に迷彩塗装が再現できるはずです。ただ貼りにくい場所もあり、なかなか大変そうなので、細かなパーツを付ける前に済ませてしまうことにしました。
詳しくはつづきをどうぞ…
デカール貼り
まずはザックリとデカールを貼ります。下地はツヤ有りクリアで吹いてあるのでちゃんと密着してくれるはずです。それでも舷外電路や窓などけっこうな凸凹があったりするので、どことなく浮いていたりします。
デカールを貼る面にはまずマークセッターを塗ります。そのままでははじいてしまうので指ですり込みます。まぁ、気休めかもしれませんけどね。その上からデカールを置き、綿棒や筆で中の水を外に押し出します。水気が少し無くなってきたらマークソフターをたっぷり塗ります。これを塗ったらデカールが非常に弱くなるのであまり触ってはいけません。そのまま放置します。
反対側です。こちら側は縞模様が1枚ずつ別々のデカールになっているので、塗装図を参考に位置を合わせました。
モールドにデカールを合わせる
デカールが一旦乾いたら、もう一度マークソフターを塗り、今度は凸凹の強い部分にフィニッシュマスターを使って押しつけます。これは柔らかいゴム状のスポンジみたいな材質で、これで押しつけるとデカールがモールドになじんでくれます。
また埋まってしまった窓の穴はドリルでさらって開口します。よく見るとまだ埋まっている窓がいくつかありそうですね。
手書きの斑点
とてもじゃないけどデカールを貼れそうも無いところもあります。たまたまそんな場所は斑点模様だったので、手書きすることにしました。迷彩塗装の日本海軍の軍艦を作ったことがあれば塗料は手元にあったのでしょうが、今回は手持ちのどの緑も近い色はありませんでした。しかたがないので、トールペイント用のアメリカーナを使って調色しました。点々なので、すこしぐらい違っても大丈夫と思ってやってみます。
測距儀に迷彩の点々を描きます。こうしてみると少し明るいのですが、ほぼ同じ色に見えます。これくらいの違いなら気になりませんね。
気を良くして次は煙突の迷彩塗装をしました。ここはジャッキステーがあるので絶対にデカールを貼ることはできません。というかデカールを貼ってからジャッキステーを付けるのが正しい手順ですよね。なにも考え無しに作るから手書きしなければいけないはめになるんです。反省(;^ω^)
デカールの継ぎ目の修正
艦首の部分で左右のデカールがつながるのですが、微妙に隙間や段差ができたりします。そこは先ほどの塗料を使ってごまかします。また下の白い部分もうまく塗装でごまかしてつなげます。
このまま十分に乾燥をさせます。ですが今回はまだ秋津洲でやる作業がたくさんありますからポルシェ959には移りません。次回も秋津洲で行きます。次は高角砲やこの艦の一番の売りの大きなクレーンを作ります。
(全作品完成まで 123)
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