ティーガー1後期生産型鉄道輸送状態その16 車体下部の汚しと足回りの組み付け

ティーガー1後期生産型鉄道輸送状態　その16　車体下部の汚しと足回りの組み付け

2020年7月11日

Scale : 1/35 Maker : AFVクラブ Post : 479-16

いよいよ履帯や車輪などの足回りを組み付けます。そのためにはそれらをピグメントで汚します。今回は戦場にある車輌ではなく、移動中の戦車なので汚しは自走してできた軽い汚れにおさえます。

詳しくはつづきをどうぞ…

車体下部の汚し

車体下部を汚します。ピグメントをアルコールで泥状に溶いて塗りつけます。今回はあまりたくさん残すつもりは無いので、薄めに溶いて塗りました。乾いたら堅めの平筆でこすって余分を落とします。所々にアルコールを垂らしてシミも作りました。まぁ、こんな感じです。

側面も同じ様に汚します。隅っこ以外はほとんど落としてしまいます。またこちらも下面同様にアルコールを垂らしてシミを作りました。溶剤にアルコールを使うのは揮発性が高く作業が早いからです。ただコロナの影響でなかなか手に入りにくくなってしまっているのですが、500ml1本持っていれば何年か使えますから、まだ大丈夫なのですが、貴重な消毒用アルコールをプラモ製作に使ってるのは少し罪悪感を感じちゃいます(;^ω^)

車輪の組み付け

起動輪、誘導輪、転輪などの車輪も同じ様に汚しました。汚れが付きすぎたところはこすって落としますが、奥まった所には泥を残しています。車輪は軟質プラのブッシュが仕込まれているので、そのまま押し込んで取り付けました。

履帯の汚し

履帯も泥状に溶いたピグメントを塗って汚します。乾いたら筆でこすってかなり落としています。地面と接する部分は金属光沢を出すために鉛筆をこすりつけています。ただ地面に接している部分に鉛筆の粉がたくさん付いていると汚してしまうので、地面に当たる部分はウエットティッシュで拭いて鉛筆を落としています。見えない所なので付いていなくても大丈夫です。

履帯の巻き付け

履帯を巻き付けて連結します。最後の連結箇所にピンを差し込みます。連結箇所以外にピンが刺さっているのは、作業の途中でピンが抜けてしまったところを補修したためです。頑張って慎重に作業してもモデルカステンの履帯は最後の工程までに数カ所は抜けてしまうので、見つけ次第補修してきました。

巻き付けた履帯を横から見てみます。可動式の履帯なので、そのままで自然な弛みがつきます。最後につないだ連結ピンは筆塗りでリタッチしておきます。

左右の履帯の向き

左右の履帯はトランペッターの箱絵にならって同じ向きで取り付けました。たぶん車輌によってはAFVクラブの箱絵のように左右逆向きでつけられることもあったと思います。まぁ、どっちにするかは気分次第ですね。

これで全部の組み立てが完了しました。ハッチや砲塔の車載機関銃も取り付けました。残る作業は車体上部の汚しだけです。こちらは軽く汚すだけにするつもりなので、次回で完成ですね。次は鉄道輸送用の6軸重平貨車を作ります。困難な工作はなさそうですが、大きいので塗るのは大変でしょうね。

(全作品完成まで　あと121)

プラモ日記