ティーガー1後期生産型鉄道輸送状態 その9 履帯の組み立て(1)
2020年6月30日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
いよいよ履帯の組み立てです。キットに付属のベルト式履帯は古いタイプのカチカチの軟質プラ製で、接着剤は効きません。その上ガイドホーンの軽め穴も開いておらず、ディテールに不満があります。そこでサードパーティ製品の出番となるのですが、今回は随分昔に買ってあったモデルカステンの履帯セットを使う事にします。ディテールの点ではなんの問題も無く素晴らしいの一言ですが、作るのが面倒なのなんのって…
詳しくはつづきをどうぞ…
モデルカステンの可動式履帯セット
モデルカステンの可動式履帯セットはこの手の商品の中では老舗で、ずいぶん昔からあります。お値段は少々高いのですが、仕上りは文句なしです。ただ作るのが非常に面倒で、しかも繊細な作業を要求されるのでずっと気を抜けません。もで使いたくなっちゃうんですよね。履帯は一コマに連結ピンやガイドホーンを含めて5個のパーツからなります。それが片側95コマですから、95コマ×2本×5個=950個というのが必要なパーツ数です。なんともとんでもない数です(;^ω^)
履板の連結
履帯は標準で片側95コマ連結すると説明書に書かれています。5コマを連結するために4本ずつセットになった連結ピンのパーツがあるので、ピンの持ち手ごとランナーから切り取り、5コマ並べて両サイドからピンを差し込んで接着します。ピンの先に接着剤が付くと履帯が固まってうごかなくなるので、ピンは付け根だけに少量接着剤を塗って差し込みます。これを19組作れば片側分が完成です。
連結ピンが付いている持ち手の部分を切り飛ばし、今度は1本ずつのピンを使って19組の履帯を連結します。この作業をしている間にも接着不良だった箇所からピンが抜けてしまうことがあるので、見つけたら修理しておきます。これだけの数ですから、一発で完璧に仕上げることは無理ですよね。
履帯を取り付けてみました。標準で95コマと書かれていましたが、実際には95コマではつながりませんでした。もう1コマ追加して、96コマでなんとかつながりました。少しキツイ感じがするのですが、97にするとダラダラでみっともないので、とりあえず96コマとします。最後の連結箇所は起動輪の歯に引っかけてあるだけで、連結ピンはまだ刺していません。塗装が全部すんでから連結する予定です。
ガイドホーンはまだ
履帯の内側には小さなダボ穴がたくさん開いています。ここにはガイドホーンが着きます。これも数が多いのでなかなかに骨が折れそうですが、その前にもう1本の履帯もつながないといけません。先は長いですね。
(全作品完成まで あと121)
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