ティーガー1後期生産型鉄道輸送状態 その6 砲塔天板の組み立て
2020年6月26日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
砲塔の中を塗って天板を貼り付けます。なにしろパーツが変形しているので、押さえ込むのが大変です。側板は外に開いちゃってましたし、天板は緩く折れ曲がっているのが少し平らに戻ってしまっていて、やっぱり浮き上がりました。テープで押さえて強制的に接着すればなんとかなるとは思います。
詳しくはつづきをどうぞ…
溶接痕の再現
分厚い装甲板を持つ重戦車は溶接の痕もけっこう大きく残ります。ですがこのキットでは砲塔天板の溶接痕がモールドされていませんでした。ちょっとそこは残念なので溶接痕を自作します。まずは一段低くするためにデザインナイフで2mmくらいの幅で削ります。直線の部分はまっすぐに削るためにテープを貼って、それをガイドに削りました。曲線の部分は・・・がんばってできるだけ同じ幅になるように削りました(+_+)\バキッ!
天板の一番後の端にはピルツと呼ばれる筒が溶接されています。これはエンジンを交換するときにエンジンをつり上げるためのクレーンを取り付けるための台座で、砲塔天板に3箇所あります。これを溶接痕の分前にずらしてやりました。
溶接痕を刻みます。使う道具は十和田のヒートペンです。なかなか便利な道具で、刃先を取り替えるだけで、プラスやマイナスのネジやリベットの頭も作れますし、溝を切ったり、今回のように溶接痕を作ったりできます。
換気扇やキューポラの取り付け箇所には溶接痕がモールドされているのですが、ピルツとペリスコープガードにはありません。ここはエポキシパテを使って溶接痕を作りました。
砲塔内部の塗装
砲塔の内部を塗装します。影色でサフを吹いてからインテリアカラーを吹きます。イスや同軸機関銃などを塗分けて全体を軽くスミ入れしています。ハッチの穴からチラリと見えるだけなので、これ以上の手は入れません。
天板の貼り付け
天板を接着します。隙間が空かないように矯正しながらガッチリ接着します。
予備履帯用のダボ穴をふさぐ
砲塔の側面には予備履帯が付くのですが、それを取り付けるためのダボ穴が開いています。もちろん実車にはそんな穴はありません。このキットに付属の予備履帯にはガイドホーンの軽め穴が開いていないので、ドラゴンのキットの余剰パーツを使うつもりなので、このダボ穴は不要になるため埋めておきます。
次回は砲塔のツィンメリット・コーティングとハッチなど細部の組み立てです。戦車本体の組み立て作業もいよいよ大詰めですね。
(全作品完成まで あと121)
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