ドイツ・80t重平貨車SSyms80 その10 線路の塗装
2020年8月7日
Category : AFV 鉄道 ドイツTags : 貨車
長さが70cm近くもある大きな線路の塗装をします。大きいのでなにをするにも時間がかかります。その上、作業の場所が必要なため、空き時間にササッと少しずつ進めることもできません。それで何日も更新が空いてしまいます。ですが少しだけ進んだので記事にしてみました。
詳しくはつづきをどうぞ…
マスキングと敷石の塗装
テカテカに仕上がった枠の部分をマスキングテープでマスクします。テープは大量に使いますが、ホームセンターのバーゲンで買った3Mのマスキングテープならタミヤの物よりもうんと安いので気軽にジャンジャン使えます。マスキングができたらまずは敷石を塗装します。
私の自宅はJR東海の関西本線の隣なので線路は子どものころより見慣れています。関西本線の敷石は明るいグレーで、これが錆や汚れで赤黒くなっています。今回はドイツの線路の写真をネットで調べて明るい黄土色で塗ることにしました。使ったのはタミヤのダークイエローとクレオスのタン、そしてヘンプです。これらをムラになるように塗っています。下地の黒がところどころ透けているのは塗料をケチっているからじゃ無いですよ。わざとです。
枕木とレールの塗装
枕木とレールを塗分けます。どちらもトールペイント用の水性アクリル塗料を使っています。枕木は茶色とグレーを混ぜて作った色です。レールは濃いグレーでジャーマングレーとNATOブラックの間ぐらいのグレーです。どちらもこれでもかというくらいのツヤ消しです。この塗分けに2時間くらいかかりました(;^ω^)
フィルタリング
線路は敷石も枕木もレールも同じ様にまっ黒に汚れるので最初は派手すぎるくらいにコントラストを付けて塗分けたのですが、さすがに塗分けたままでは色味が明るすぎます。そこで汚しを兼ねてフィルターをかけていきます。最初に石の間に薄く溶いた水性塗料の焦げ茶を流して影を入れます。またウエザリングカラーのグランドブランを使って枕木にスミイレをして木目を出します。次にエナメルのグレーで全体にドライブラシのように凸部に塗料を乗せます。最後に水性アクリルのチャコールグレーを薄く溶いた塗料を大きな平筆でびちゃびちゃと塗り、全体に同じ色のフィルターをかけます。これでトーンの落ち着いた線路らしい色味になりました。
線路はこれで塗装が完了しただけで、まだ錆による汚しやレールの上の面の金属光沢の作業が残っています。錆による汚しは貨車と一緒に作業する予定なので、次回からは貨車のスミイレなど仕上げ作業に入ります。
(全作品完成まで あと119)
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