マクラーレン MP4/6 ホンダその9 モノコックのカーボンデカール貼り

マクラーレン MP4/6 ホンダ　その9　モノコックのカーボンデカール貼り

2021年12月18日

Scale : 1/12 Maker : タミヤ Post : 487-9

コクピットの次はモノコックを作ります。最近のF1は昔の車のように車体の下部のシャーシにボディをかぶせているのではなく、車体の構造物であるモノコックと呼ばれる内側の箱に空力担当のペラペラのボディをかぶせた形をしています。色鮮やかなボディと違って内側のモノコックはカーボンファイバーで作られたまま塗装されていませんのでまっ黒でカーボン繊維を織って作られているので、カーボンの織り柄が丸見えになっています。キットのモノコックにはそのカーボンの織り柄がモールドされているのですが、そこにカーボンデカールを貼ってさらにカーボンらしく仕上げます。

詳しくはつづきをどうぞ…

まずは塗装

まずはエンジンやサスペンションを固定するための金具を中に仕込みます。これだけの大型キットです、非常にしっかりとしています。その上から塗装しました。黒い部分をよく見ると斜めに細かい筋が入っているのがわかります。これがカーボンファイバーの織り柄です。

デカール貼り

カーボンデカールを貼っていきます。デカールはタミヤのカーボンデカールを使います。この部分は斜めに織り柄が入っていますから、綾織りというタイプを使いました。右がわと左側で斜めの線の向きが違いますから、それにきっちりと合わせて切り出します。モノコックの側面と斜め上の面、そして一番上の面はそれぞれ別のデカールを切り出します。曲げて貼れないこともないかもしれませんが、無理に曲げればどうしてもシワになるので、ここは別々に切り出した方が簡単です。ただ織り柄は連続できるように角度と位置はできるだけ合わせました。

大きなパーツのほぼ全面に貼るので、持つところを確保するためにも何回にも分けて貼ることにしました。毎日作業できるわけじゃないので、そのために貼り終わるまで1週間以上もかかってしまいました。

先端部分

先端部分をよく見ると織り柄が斜めの線ではなく線がクロスしています。こちらはチェック模様の平織りを使いました。キットの説明書では後の部分が半ツヤ黒の塗装指示に対してジャーマングレーの塗装指示となっています。色の違いで平織りと綾織りの違いを表現させようということみたいです。この綾織りと平織りのカーボンファイバーって何が違うんでしょうね？

先端部分にはこのように段ができています。段がまっすぐならいいのですが、途中で折れ曲がっているため、無理に密着させようとすると折れ曲がっているあたりにシワが入ります。そこで段の部分でデカールを切り離します。デザインナイフProの刃がカーブしたものを使い尖った先ではなくカーブしている刃の部分を滑らせて切っていきます。これを使うと塗れて柔らかくなっているデカールも引っかけることなく綺麗に切ることが出来ます。段の上下のデカールが離れたら密着させてやります。今度はシワが全く入りません。

全面に貼り終わりました。最初に左側を貼ったときは何も考えずに全面に貼ってしまったのですが、よく考えたら両サイドにラジエターダクトが付きます。その部分はデカールを貼らないようにしました。

デカールは非常によく出来ており、マークセッターを塗って一晩放置するとしっかりと密着してくれます。元々あったカーボンの織り柄のモールドがデカールを貼っても透けて見えます。よく見るとデカールの柄とモールドの織り柄は完全に一致はしていませんが、特に気にはなりませんでした。このあたりは少し心配していたのですが、杞憂に終わりました。

デカールの表面にはデカールの糊などで汚れが目立ちます。デカールがしっかりと乾いたら糊を洗い落とそうと思っていますが、まさかデカールが剥がれるなんて事はないですよね･･･ちょっと心配です。

(全作品完成まで　あと115)

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