マクラーレン MP4/6 ホンダ その5 リアのアップライト
2021年11月6日
Category : 自動車Tags : F1ホンダマクラーレン
サスペンションの先に付くアップライトを作ります。この作業、パテの乾燥やデカールの乾燥など複数日にわたる作業があったので数日かけて行いました。本当なら順番をよく考えて段取りよく作業すればもう少し速くできるのでしょうが、どのみちあまり時間がとれないので同じです。まぁ、じっくりと行きます。
詳しくはつづきをどうぞ…
挟み込むボディパーツの塗装
アップライトを取り付ける前にリアサスペンションの中に挟み込むボディパーツがあるのでこれを先に塗装しておきます。塗料はタミヤのスプレーカラーのTS-36蛍光レッドです。私はスプレー缶を使ってキレイに吹くのが苦手なので、一度塗料をカップに吹き出させてからエアブラシで塗装しました。艶やかな良い感じで塗装できました。このまましばらくしっかり乾燥硬化させます。
アップライトの仮り組み
リアのアップライトはブレーキディスクの貼り合わせ以外はどれもネジ止めなので、とりあえず仮り組みしてみました。ここからもう一度バラして塗装します。
ブレーキディスクの整形
ブレーキディスクには冷却用の穴が開いています。高速で回転するディスクブレーキは遠心力でディスクに開けられた穴を空気が流れるので冷却できます。この穴を再現するためにディスクは2枚を貼り合わせるのですが、ご覧の様に合わせ目に溝がしっかりと残ります。説明書に印刷されている実車の写真ではディスクの真ん中に溝は無いので、これはパテで埋めることにします。ただ、この写真とキットを比べると穴の数がチョイと多い感じがします。一つおきに埋めてやろうかとも思ったのですが、ディスクの中央部に開いた穴も数が少なくなるのかどうかもわからないので、ここはキットのまま進めることにしました。本当はどうなんでしょうね?
ブレーキの塗装と組み立て
ブレーキを塗装して組み立てました。ディスクの盤面はメタリックグレー、縁はフラットアースです。パテ埋めが上手くいったので合わせ目の溝はありません。最初にパテで埋めてからパテが固まる前に爪楊枝で穴を掃除して穴の中のパテを取り除いておきました。固まってから取るのはなかなかやっかいですからね。
塗装して組み立てたらディスクとブレーキパッドが干渉していて渋くて回りません。無理に回したら塗料が剥げてしまいました。
ブレーキバッドの調整と再塗装
ブレーキパッドを当たらないように少し削りました。ブレーキディスクの盤面は筆塗りで塗り直しです。今度は軽くくるくる回るようになりました。ついでにキャリパーにデカールを貼り付けておきました。
冷却ダクト
F1は大量のカーボンファイバーのパーツが使われています。ボディなんかはほとんどがカーボン製です。このブレーキの冷却用ダクトもカーボン製なので、キットでは半ツヤ黒で塗装するように指示されています。今回は1/12と大きいこともあり、カーボン部分はデカールで再現することにしました。用意したのはタミヤのカーボンデカールで綾織りと平織りの2種類を用意しました。このブレーキダクトは綾織りを使います。このあたりの使いわけに関してはよく分からないのですが、参考にした本の作例がブレーキダクトは綾織りを使っていたのでそれにならいました。まずはデカールを余裕たっぷりに切り出します。形が複雑なので、前後で2分割して貼ることにします。
カーボンデカールを貼り付けます。2分割した前後でパターンがちゃんとつながるように注意して貼ります。タミヤのデカールはとても貼りやすく、複雑な曲面や凸凹によくなじんでくれます。指が指しているように水が中に残って袋に鳴った部分はデザインナイフの刃先で穴を開けて水を押し出してから密着させました。全部貼り終えたらマークソフターを塗って一晩放置します。ソフターがしっかり乾いたら、デカールはモールドに密着しています。
ボディパーツの塗り分け
最初に塗ったボディパーツは裏側や飛び出した部分をツヤ消しの黒で塗り分けます。先に塗った蛍光レッドの部分をマスキングして黒を塗装しました。ところがマスキングを剥がしてビックリです。3日もかけて乾燥させたのでテープの跡がベッチョリです。こすっても取れません。どうもこの蛍光レッドは塗膜がちょいと弱いみたいです。しっかりとクリアでオーバーコートする必要がありました。でもこうなっては手遅れです。塗り直し・・・かとも思ったのですが、試しにコンパウンドで磨いてみたら右側のようにわりとキレイになりました。この写真は荒目で磨いた状態です。この後、細目、仕上げ目で磨いて仕上げとしました。指で触るとまたキズを付けてしまいそうなので、組み立て作業は慎重にします。他の部分は塗ったらすぐにツヤ有りクリアで保護するのが必須ですね。
組み立て
リアアップライトをサスペンションアームの先っぽに取り付けます。いままでブラブラだったサスペンションアームがしっかりと固定されました。サスペンションはストロークが非常に小さく、ほとんどカチカチで動きません。こんなに堅くて可動域が小さいとは思いませんでした。平滑なサーキットだから走れるんでしょうね。
次からはエンジンにさまざまなパーツを取り付けて行きます。
(全作品完成まで あと115)
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根生さん
今晩は。
レオパルトが一段落したので、漸くこちらに掛かれるようになりました。
カーモデルは1/20を数点作っただけで、それもかなり前の事ですので心配ですが、根生さんの後について行けば何とかなるかなと思っています。
よろしくお願い致します。
tomboy07さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いっしょに頑張りましょうね。
なにか情報があったら教えてください。
よろしくお願いします。
根生さん。
はい。
こちらこそ、よろしくお願い致します。
根生さん
今晩は。
漸くリアダンパーの取付まで来ました。
ダンパーの取付は根生さんのアドバイスを参考にして、エンジンブロック、エンジンヘッドの取付を後にしてみました。
取付ピンの差し込みがし易くなり簡単に出来ました。
グッドアドバイスです。
tomboy07さん、こんにちは。
お役に立ててよかったです。
ほんとにちょっとしたことなんですよね。