マクラーレン MP4/6 ホンダ その4 リアサスペンション
2021年11月1日
Category : 自動車Tags : F1ホンダマクラーレン
今回はリアサスペンションの組み立てです。金属パーツでできているので非常に頑丈になります。その代わりパーツの整形なんかはちょいと手間がかかります。でもたまにはいつもと違う素材を扱うのも楽しいですよ。
詳しくはつづきをどうぞ…
パーツの整形
金属パーツにはいろいろな種類があって、ディテールアップなんかによくつかうエッチングパーツはその名の通り、酸で金属を溶かして作るパーツです。大砲の砲身なんかは旋盤で削って作られますし、プレスで型抜きして作るパーツもあります。このサスペンションアームのパーツは鋳物です。プラパーツと同じで型に流し込んで作ります。そのためプラパーツのように型の合わせ目にはパーティングラインが、材料を流し込む湯口にはゲートが、そして型から取り出すための押し出しピンの跡なんかのプラパーツと同じ様に残っています。これらを削って取り除いてやらないといけません。
金属パーツとは言っても模型なんかに使われるホワイトメタルという合金は鉄に比べるとずっと柔らかく削りやすいので、プラモ用のヤスリでも削ることが出来ます。ただ表面に傷が残りやすいので、番手を上げながら表面を研磨し、#1000まで使ってツルツルにしました。もともと表面には酸化皮膜ができておりツヤ消しになっているのですが、研磨することでピカピカになります。
準備できたパーツです。下のアームにはプレスで作られたパーツをネジ止めしています。これが片側の1セットになります。整形して研磨したパーツは参加する前にすぐにメタルプライマーを塗り、そのまま半ツヤの黒で塗装します。金属は塗膜が食い付きにくいので、プラパーツに塗ったときよりも念入りに乾燥させます。組み立てるのは翌日以降ですね。その間に塗り分けが必要な箇所は筆塗りで塗り分けておきます。
組み立て
塗料がしっかり乾いたサスペンションアームを組付けます。すべてネジ止めなので今回は接着剤はいっさい使っていません。
次回はアップライトを作って取り付けます。ただここでアップライトとトランスミッションの間にボディパーツを挟み込むことが判明しました。つまりボディカラーで塗装するパーツが存在するってことです。まだボディ用の塗料は用意していなかったのでさっそく購入することにします。またブレーキディスクの冷却用のエアインテークに貼るカーボンでカールもこのタイミングで必要になることが分かりました。こちらも購入する必要があります。そんなわけでヨドバシカメラOnlineに行ってポチッとしてきました。在庫さえあれば翌日に届くのですごく便利です。しかも安いですしね。ヨドバシさん、いつもお世話になってます。
(全作品完成まで あと115)
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酸化被膜… ディアゴの大和でもううんざりしています。
金属パーツと木材パーツしかないキットなので。
うーさん、こんにちは、コメントありがとうございます。
金属パーツだらけだと辛いですよね。エッチングパーツのようにぺっちゃんこなら全部まとめて削ることが出来るのですが、立体物となるとなかなか手間です。
複雑な形状の物はモールドがだるくなるのもいやなので、そのままプライマーを塗っちゃったりしています(;^ω^)