3号戦車M初期型 その6 サフ吹き、影吹き、基本塗装
2012年11月8日
サフ吹き
サーフェイサーを吹きます。今回はいつものクレオスのプライマーサフではなく、ガイアのサフを吹きました。そのため、金属部分にはあらかじめマルチプライマーを筆塗りしてあります。
ガイアのサフは大変吹きやすいサフなのですが、ドラゴンの成形色に比べると少しだけ明るく、なにも塗っていない部分と色の差ができます。ほとんど同じ色のクレオスの方が塗る面積が少なくて楽ちんですね。
影吹き
自家製の影色で影吹きをします。影になる部分に塗っていくのですが、影になる部分は塗料が届きにくいので大変です。それでも基本塗装が届かないこともあるので、ここはしっかりと時間をかけて塗ります。
写真には写っていませんが、履帯もこの色を基本色にしますのでしっかりと塗ります。また車輪や予備履帯も塗っておきます。これらもほぼ真っ黒ですね。
基本塗装
基本塗装は自家製のダークイエローをベースに3段階で行います。基本色に影色を少しだけ足して作った暗色を車体の下の部分を中心に塗ります。うっすらと影色を残すように意識して塗っていきます。
中間色は残りの部分に塗っていくのですが、このとき側面は暗色とグラデーションになるようにします。戦闘室やエンジンデッキはフェンダーを塗るときに外してしまえば、戦闘室の側面に中間色が余分に付くのを防ぐことができます。
基本色にフラットホワイトを混ぜた明色を光が強く当たる部分に吹きます。これはほんのちょっぴり吹くだけです。砲塔の天板、エンジンデッキの飛び出した部分、砲身の上の部分、ゲペックカステンの蓋なんかが対象になります。
全体のグラデーションがわかりやすいように前から見た写真を載せてみます。室内で見ることが多いプラモデルは太陽光に比べて回り込みの多い室内の光で見るため影が弱く、メリハリの無い姿となります。一方直進性が強く濃い影を作る太陽光の下で見る実際の戦車には強い影ができます。この差を埋めるためにこのようなグラデーション塗装をしています。面倒な作業ですが、それなりの効果は期待できるのでいつもやっています。
(全作品完成まで あと86)
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