ソビエト・SU-76M自走砲 Op.163 制作開始
2009年4月14日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : SU-76M
小型戦車の有効活用
独ソの戦車の重厚長大化競争のなかで時代遅れになった中型・小型の戦車の有効利用として、小さな車体に大きな大砲を積んだ自走砲が多く開発されました。もともとはドイツ軍の十八番だったのですが、それを真似てソ連軍も多くの自走砲や突撃砲を開発しました。
このSU-76MはT-70軽戦車にT-34と同じ76.2mm砲を搭載した自走砲です。76.2mm野砲は大変強力な砲で、ラッチュバムと呼ばれドイツ軍兵士から恐れられていたそうです。
今回作るのはウクライナのメーカー、ミニ・アートのSU-76Mです。ミニ・アートお得意のフィギュアも4体付いており、それだけで一つの情景を作ることができます。
ミニ・アートのキットは細かなパーツもたくさんあり、結構組み立てるのが大変ですが、されにショーモデリングのエッチングパーツを使ってみようかと思っています。インテリア丸見えの自走砲ですから、結構使いどころはたくさんあるようです。
主砲の組み立て
AFVはたいていは下から組み立てていくのですが、このキットでは最初は主砲の76.2mm砲からです。
大砲は砲身以外にも駐退機や砲を俯仰させるためのシリンダーなど円筒がたくさん使われており、そのひとつひとつを左右貼り合わせで作っていきます。
ところがミニアートの筒は断面が真円どころか、つぶれた楕円形だったり、四角っぽかったりとちょっと変なのです。これを削ってできるだけ丸くするのですが、思いの外手間がかかりました。
もしかして、本当に楕円形ってこと無いですよね・・・(汗)
防盾
これは主砲の防盾です。駐退復座機のシリンダーが全面に飛び出すために、大きくふくらんでいます。T-34では同じ砲を上下さかさまにして上手にレイアウトしたため、駐退復座機の出っ張りは下に出るだけになっています。
駐退復座機のカバーの付け根には溶接の痕があるので、これをエポキシパテで作りました。
防盾を砲にはめるのですが、これがきつくてなかなか入ってくれません。内側をハンドリューターでかなり薄くまで削ったのですが、それでも渋い感じです。
最後に砲の揺架と駐退復座機も少し削って小さくしました。どうせ見えないので、かまいません。
砲尾の閉鎖機と先っぽのマズルブレーキを取り付けました。これにて主砲の組み立ては完了です。でも何を間違えたのか、砲が水平を向きません。少し上を向いたところまでしか下がらないのです。参った・・・
(全作品完成まで あと59)
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