SU-76M自走砲 その3 履帯の組み立て
2009年4月24日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : SU-76M
トーションバーサスペンションの配置
サスペンションは既に前回の更新時には完成していたのですが、気づいたことがあるのでもう一度写真に撮りました。
横置きのトーションバーサスペンションは車体の端から端まで使うので、右と左のサスペンションを同じ場所に置くことができません。そのためティガーやパンターでは、右側は前から後ろに、左側は後ろから前にスイングするアームが出ています。
ところがこのSU-76M(ベースとなったT-70軽戦車も同じ)では、右も左も前から後ろにアームが出ています。ただし、まったく左右対称の位置に付けることはできないので、わずかに右側が前に出ています。
ソ連の戦車の方が単純な気がしますが、実はドイツ戦車の方が、サスペンション単体で見ると左右で同じモノを使えるため、パーツの種類は少なくなるでしょうね。
ロコ組
履帯を組み立てました。非常に小さな履帯のパーツを繋いでいくのですが、ドラゴンのマジックトラックと違い、合わせ目がすかすかで接着しないとおとなしくしてくれないので、少しずつ転輪に接着しながら繋いでいきました。
一番最初に底の平らな部分を作り(1)、次に誘導輪に巻き付け(2)、そのまま上部転輪の上を一番前まで伸ばします(3)。
最後は起動輪で繋ぐのですが、そのとき長さに余裕の無い(4)を先に繋いで起動輪の角度を決定します。最後に(5)をつなぎ弛み加減を調整します。
T-34やKV、JSなどの大型のソ連戦車と違い、このT-70系は起動輪が前にあります。そのため他のソ連戦車のようにダラダラに弛むのではなく、ドイツ戦車のような仕上がりにしてみました。
(全作品完成まで あと59)
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