ソビエト重戦車・T-35 その4 エンジンデッキ、砲塔基部、車体前部のディテールアップ
2010年8月4日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : T-35
エンジンデッキのディテールアップ
ソ連軍の戦車にはエンジンデッキの冷却ファンの上に開閉式のルーバーがあります。寒い時期にはこれを閉じてエンジンが暖まりやすくするんですね。
このルーバーがキットのままでは分厚すぎて中のファンが見えません。しかも本来なら、全開状態ではルーバーの板がこの面よりもわずかに飛びでなければいけないのですが、完全に中に入ってしまっています。
そこで、これら諸問題(といってもたった2つ…)を一気に解決(大げさ)するために、キットのルーバーを全部切り落とし、0.3mm厚のプラ板で作り直しました。 いや~、中がよく見えます。
実際に色を塗ってみました。 予想外に中のプロペラがよく見えます。どうせしっかりとは見えないだろうと思って適当に塗ったのが丸見えです(汗)。こりゃウエザリングもちゃんとしないといけませんね。
フェンダーの後端には煙幕発生装置のための四角い穴があいています。キットには穴は無いので、自分で開けなければいけません。さらにフェンダーを支えるステーも横の部分しかありませんので、プラ板でスクラッチです。先ほどの穴を開けるためにフェンダー後端のステー部分は削り取ってしまったので、これも一緒に作ります。おかげで支えの部分と同じ幅にできました。
減速機のカバーには溶接の痕があるのですが、キットでは1パーツで成型されているので、溶接の痕はおろか、合わせ目すらありません。ここものばしランナーを貼り付けて、ヒートペンで溶接の痕らしく加工しました。
砲塔基部
砲塔の基部も数枚の鋼板の組み合わせで作られています。ところがキットではツルツルで単なる1個のブロックにしかみえません。そこで板の厚み(実車の写真を参考に適当です)と重なり具合を見ながらのばしランナーとヒートペンで溶接痕を追加しました。ちょいとグニャグニャになってしまいました(汗)。
車体前部
車体前部を組み立てます。運転手用のハッチはボルトが貧弱なので、0.5mmの六角プラ棒で付け替えました。また、ヒンジが省略されているので、こちらは0.75mmの丸プラ棒で作りました。
中央にあるホーンは口を開け、ボルトを追加しました。その両側の丸い物体は折りたたみ式のヘッドライトです。倒した状態と開けた状態を選ぶことができますが、開けるとカバーの中にあるヘッドライトの部分に直せないくらいのヒケがあるので、ここは閉じた状態を選択です。
あれ、ボルトを植え直したのですが、よく見ると位置を間違えていますね。どっちが正しいんだろう?直しておかなくっちゃね。
(全作品完成まで あと77)
関連するコンテンツ
作品No.219の記事一覧
- ソビエト重戦車・T-35 Op.219 制作開始 (2010年7月30日)
- ソビエト重戦車・T-35 その2 インテリアと足まわりの組立て (2010年8月1日)
- ソビエト重戦車・T-35 その3 ボギーの追加工作と車体前部の組立て (2010年8月3日)
- ソビエト重戦車・T-35 その4 エンジンデッキ、砲塔基部、車体前部のディテールアップ (2010年8月4日)
- ソビエト重戦車・T-35 その5 エンジンデッキ、車体後部、ジャッキの追加工作 (2010年8月5日)
- ソビエト重戦車・T-35 その6 OVMの取り付けと銃塔の組立て (2010年8月6日)
- ソビエト重戦車・T-35 その7 履帯の組立て (2010年8月7日)
- ソビエト重戦車・T-35 その8 予備履帯と副砲塔 (2010年8月8日)
- ソビエト重戦車・T-35 その9 副砲塔と主砲塔の組立て (2010年8月9日)
- ソビエト重戦車・T-35 その10 砲塔内部の塗装とアンテナ (2010年8月11日)
- ソビエト重戦車・T-35 その11 もう少し追加工作 (2010年8月12日)
- ソビエト重戦車・T-35 その12 塗装 (2010年8月15日)
- ソビエト重戦車・T-35 その13 サイドスカートのスクラッチ (2010年8月16日)
- ソビエト重戦車・T-35 その14 サイドスカートの塗装と足まわりの組立て (2010年8月17日)
- ソビエト重戦車・T-35 その15 足まわりの汚しとサイドスカートの取り付け (2010年8月18日)
- ソビエト重戦車・T-35 その16 ウオッシングと細部の塗分け (2010年8月19日)
- ソビエト重戦車・T-35 その17 スミ入れ、ドライブラシとチッピング (2010年8月20日)
- ソビエト重戦車・T-35 その18 完成!! (2010年8月21日)
コメントを残す