8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その9 フィギュアの組み立て
2014年11月25日
Category : AFV フィギュア ドイツTags : 8tハーフトラックドイツ砲兵
ハーフトラックの登場員といえば中学生のころ作ったタミヤの一卵性の8つ子(だったかな?)ちゃんたちが想い出です。全員姿勢を正して背筋を伸ばし、全員顔までそろえてお行儀よく座っていました。そりゃもう不自然なことこの上ありません。
でもこのキットに付属のフィギュアは6体付のランナー2枚を使って10体を組み上げるというものです。組み合わせの変化で多少のポーズの違いを出して全員がバラバラになるように工夫されています。
残った2人はどうなるのかというと、まぁパーツ取り用ですね。他で使えないこともないと思いますしね。
裾の彫り込み
通常の兵士たちはベルトやサスペンダーをしてフル装備をしているのですが、ハーフトラックの登場員は荷物は後ろに荷台にまとめて、身軽な格好で乗っています。そのため上着の上からしているベルトはありません。
フィギュアは大抵はそのベルトでパーツが分かれるのですが、ベルトがないために、上着の裾は後ろ半分は上半身にくっついており、前半分は別パーツになっています。そのため、上着の裾を薄く削ってやれば簡単にリアルに加工できます。
削りたい箇所にマジックで色を塗ってやり、リューターにバードリルを付けて削ってやります。写真の左2つが削る前で、右2つが削った後です。他にも袖口などもリューターや極細のノミで彫込んでやりました。人数が多いので大変ですが、機械があればなんとかなります。
前の3人
どの兵士をどの位置に乗せるのかの指示がないので現物あわせで乗せながら作っていきます。ドライバーはハンドルを握っているので簡単ですよね。ここしかありません。ハンドルは手に接着してあります。この方がしっかりと握ってくれますからね。そうしておいて腕の角度を調整してハンドルがちゃんと軸に刺さるように調整しました。
隣の隊長さんは本当はみんなと同じ略帽をかぶった平民だったのですが、タミヤの戦車兵のヘッドを拝借して、ちょっと偉いさんになってもらいました。偉いさんなので座席は少し広めに占拠しています。
端の兵士は足元が段になっていることから、左右の足の高さが違うCさんであることが分かりました。隊長に遠慮して縁いっぱいのギリギリのところに座っています。
後ろの7人
ドラゴンのフィギュアは他のメーカーのフィギュアに比べるとガチムチ体型でしかも背も大きめです。いわゆるプロレスラーのような大男ばっかりなんですね。おかげで塗りやすいのですが、ハーフトラックに乗せると窮屈なのなんのって・・・
座席には1列6組の小銃のホルダーがあるのですが、どうやっても3人しか乗れません。真ん中の列は説明書の通りに組み立てたら余裕はあるのですが、3人でいっぱいです。
後列もやっぱり3人か・・・とも思ったのですが、このままでは悔しいので、パーツやポーズを工夫して無理やり4人乗せてみました。手は下に垂らすのではなくできるだけ足の上に乗っているものをチョイスし、椅子に浅く腰掛けているBさんや足を閉じているDさん(もともとドライバー用)を使ってなんとか乗せました。
片足が上がっているCさんも役に立ってくれました。ボディの外枠に片足を乗せることでかなり端に座ってもらうことができたからです。これで10人なんとか乗せることができました。
全部2人ずつ入っているセットなのですが、本来なら1回しか使わないドライバーのDさんを腕を変えて後ろの席にしたりと工夫しました。実際にはもっと大勢乗れたのかも知れませんが、この窮屈な感じが人でいっぱいな感じを演出できている気がします。
パテ埋め
元々洋服の裾が分割されていたりして溝を埋めなければいけない部分が多いのですが、さらに本来とは異なる腕を付けたり、腰の角度を変えたりした兵士がいるので、彼らには大きな隙間ができてしまっています。その隙間をパテで埋めました。
パテが固まったら整形していよいよ塗装ですね。これだけ人数がいると塗るのも大変でしょうね。(;^ω^)
(全作品完成まで あと87)
関連するコンテンツ
作品No.351の記事一覧
- ドイツ・8tハーフトラック Sd.kfz.7 1943年型 Op.351 制作開始 (2014年10月22日)
- 8tハーフトラック Sd.kfz.7 1943年型 その2 シャーシの組み立て (2014年10月26日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その3 ボディの組み立て (2014年10月27日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その4 ボンネットの組み立て (2014年11月20日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その5 塗装 (2014年11月21日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その6 車体下部の塗分け、汚しと車体の組み立て (2014年11月22日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その7 ボディ各部の塗装 (2014年11月23日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その8 履帯の組み立て (2014年11月24日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その9 フィギュアの組み立て (2014年11月25日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その10 フィギュアの襟の改造 (2014年11月26日)
- 8tハーフトラック 1943年型 その11 フィギュアの塗装 (2014年11月27日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その12 車輪の組み立て (2014年11月28日)
- 8tハーフトラック 1943年型 その13 履帯の取り付け (2014年11月29日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その14 フィギュアの塗装完了 (2014年12月1日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1942年型 その15 幌と荷物 (2014年12月2日)
- 8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その16 ウエザリング (2014年12月3日)
- ドイツ・8tハーフトラックSd.kfz.7 1943年型 その17 完成!! (2014年12月4日)
コメントを残す