« »

M109A2ロチェフ その11 塗装

Category : AFV イスラエル

Scale : 1/35 Maker : AFVクラブ Post : 438-11

塗装

塗装作業です。IDFグレー一色の単色の車輌ですが、基本色を中心に暗色、明色の三色を使って塗っています。影付きのサフと相まって、単色ですが陰影のハッキリとした塗装となりました。

詳しくはつづきをどうぞ…

塗装色

IDFグレー

AFVクラブの説明書ではIDFグレー(1)と指定されているので、モデルカステンのC-01シナイグレー(1)を使いました。塗装図を見るとシナイグレー(2)の様にも見えるのですが、箱絵は(1)なんですよね。ネットで調べてもどちらも作例もあります。でも実車の写真は光の加減でよくわかりません。AFVクラブの言うIDFグレー(1)の(1)がシナイグレーの(1)なのかどうかは分かりませんが、こっちの方がカッコイイのでこれをチョイスしました。

基本色となるシナイグレー(1)に影色を2割ほど混ぜて暗色を作りました。かなり量を使うので、まるまる1瓶くらい作り置きです。余ってもメルカバに使えば良いのでここは余裕を持って作った方がいいという判断です。

基本塗装(暗色)

基本塗装(暗色)

まずは暗色で車体や砲塔の下半分を塗装します。全体の半分以上がこのエリアになります。

ターレットリング周辺の塗装

ターレットリングの周辺は光の当たる上向きなのですが、砲塔が大きいのでほとんど影になります。それで暗色で塗装しました。

基本塗装(基本色)

基本塗装(基本色)

続いて基本色を塗ります。要は瓶生です。残りの部分を塗るのですが、エンジンデッキの冷却用のルーバーの部分はあまりしっかりと塗らないようにしました。

基本塗装(明色)

基本塗装(明色)

最後に基本色にツヤ消し白を少し混ぜて作った明色を光の強くあたる部分に吹きます。少し溶剤で薄めに溶いて吹きすぎても強く発色しないようにしています。こうすれば失敗が少なくなります。砲身の上の部分や車長、砲手、操縦手のハッチの天板等が明るい色になっているのが分かると思います。

転輪の塗装

転輪の塗装

転輪を塗装します。転輪はまず奥まった所を車体色の暗色で塗装します。その後周囲のゴム部分をタイヤブラックで塗装し、最後に製図用のテンプレートを当ててもう一度中央部分に車体色(暗色)を吹きます。テンプレートを使った塗装は非常に簡単で、素早く転輪のゴム部分の塗り分けができます。お勧めですよ。

車輪の塗装

転輪以外にも誘導輪、起動輪も塗装しておきます。

マズルブレーキの塗装

マズルブレーキの塗分け

マズルブレーキは黒で塗るように指定されています。さすがにツヤ有りの黒ってのも抵抗があるので半ツヤの黒で塗装しました。砲身の中程までマスキングして先っぽだけ吹きました。

黄色の塗装

黄色の塗装

説明書にこの部分は黄色で塗装しろと書かれていたので、塗ります。ただし4番の黄色ではなく、329番の少し橙色に振った黄色を塗りました。筆塗りなのでまだムラがあります。もう一度塗り重ねて目だたなくしないといけませんね。マスキングしてエアブラシで塗った方が早かったかも知れません。このタイミングで塗分けているのは、この上からデカールを貼るためです。まぁ、デカールが乗るのですこしくらいムラがあっても目立たないかも知れませし、最悪ドロドロに汚しちゃいます(オイオイ)

デカールの下地作り

デカールの下地づくり

デカールを貼る場所にツヤ有りのクリアを吹きます。デカールの余白部分が白化するシルバリングはデカールが密着しないことが原因です。ツヤ消し塗装されているAFVは表面がつや消し剤のためにザラザラになっています。ここにツヤ有りクリアを吹いてツルツルにしてやれば、デカールは未着してくれます。この一手間は外せません。

基本塗装

これで基本塗装が完了です。このまま塗料を十分に乾燥させてから次のデカール貼りの工程に進むことにします。

(全作品完成まで あと127)

 

関連するコンテンツ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

« »