パンターA後期型 その2 シャーシの組み立て
2018年4月3日
今回はシャーシの組み立てです。全ての装甲板がバラバラになっているシャーシを組み上げます。サスペンションを組み上げる前に車体側面のツィンメリトコーティングを施します。デカール式に貼るコーティングシートも初めて使うので楽しみですね。
詳しくはつづきをどうぞ…
シャーシの箱組み
このキットでは主な装甲板は全てその面だけで成型されています。他のキットでよくあるようなバスタブ型の成型はされていません。つまり全部箱組みするということです。箱組みというと組みにくい上級者向けキットの代名詞だったのですが、最近のキットでは箱組みをキッチリ組み上げるための工夫がされており何の心配もありません。赤丸で囲った箇所のように非常に大きな位置合わせ用のダボが用意されています。ここまで大きいと角度もキチンと決められます。それよりも箱組みにすることで抜きの関係でちゃんと作れなかったモールドがしっかりと再現されている点は高く評価できますよね。
細部へのこだわり
ちょっとわかりにくいかも知れませんが、よく見ると装甲板の端には溶断の痕が再現されています。昔のキットではここがおかしなテーパーになっていたり、テーパーが無くともツルツルで溶断の痕は再現されていませんでした。でも今回のキットではちゃんと溶断の荒れた痕がつけられています。
さらにデフギアをカバーしている装甲板の付け根を見ると溶接の痕もつけられています。溶接の痕は車体の至る所にモールドされています。うっかり削り落としてしまわないように注意が必要です。それにしても実に細かい所までこだわっています。もう手を入れる箇所はあまり残っていないような・・・
車体後部の装甲板も取り付けます。なんの問題も無くピッタリとおさまります。隙間が空いても溶接の痕があるためパテで埋めるとかでごまかしきれませんから、パーツがピッタリ合わないと困りますよね。プラモは古くなると箱の中でプラが変形しますから、あまり時間を置くとパーツが変形して整形が必要になると溶接の痕などを一度落とさないといけなくなるので、このキットの魅力が半減します。パーツが多く、箱の中にびっしり入っているキットです、変形の危険性は少なくありません。もし積んでお見えの方がみえたらあまり長く持たないことをお勧めします。
ツィンメリトコーティング
シャーシ側面にコーティングシートを貼り付けてみます。水に入れるとすぐに糊が溶けて離れてくるのでデカールのように貼り付けます。デカールと違い厚いのであまり形になじまないのですが、ほぼ平面ばかりなので貼りやすいです。貼る位置を確かめるためにフェンダーのパーツが必要になるので、車体上部を仮り組みして位置を合わせました。デカールが乾く間では次の作業に行けないので、今日はここまでです。
(全作品完成まで あと126)
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