パンターA後期型 その5 車体上部の組み立て
2018年4月9日
車体の上部を組みたてます。車体上部もシャーシと同じく各パネルは実車同様に別々のパーツになっています。そのために圧延鋼板の荒れ肌などが非常にリアルに再現されています。ホント、新世代のパンターですね。
詳しくはつづきをどうぞ…
フレームと外板
車体のパーツはご覧の様に天板と一体になったフレームとその他の装甲板の外板に分かれています。普通の箱組みと違って貼り付ける位置や角度が簡単に決まるので箱組みの良いところを活かしつつ、箱組みの弱点である組みにくさを見事に解決してくれています。
圧延鋼板の荒れ肌と溶接痕
写真では分かりにくいですかね。戦車の装甲板の様な分厚い鋼板には表面に荒れたテクスチャが付いています。これが装甲板を全部バラバラにすることによって、リアルに再現されています。
実車の装甲板と同じ組み合わせ方で装甲板が組まれます。そのために溶接の痕が実車同様に再現されます。パーツの合いはとても良くて、キッチリとはまりますが、よく見ると少しだけ隙間が空いてしまうので、そこは流し込み接着剤を流してギュッと押しつけて隙間を無くします。それでも残るわずかな隙間には溶きパテでも流しておけば十分でしょう。
小さなパーツの整形
ハッチの取っ手のような非常に小さく細いパーツはゲート痕をヤスリがけして消そうと思ってもパーツを破損してしまうことがあります。そんな時はゲートごとパーツを取り付けてしまい、接着剤が固まってからゲートを切り飛ばして整形すればパーツの破損をしないですみます。
小さなパーツの整形は取り付けてからすれば破損を防げる
エンジンデッキの取っ手も同様に取り付けてから整形しています。
シュルツェンのステー
シュルツェンのステーを車体の側面やフェンダーの下にとりつけます。一部のパーツが黒いのは履帯のランナーに付いていたからです。
車体内部にはペリスコープやラジエターなどを仕込みます。これらは塗装前に仕込むとマスキングが必要になります。ですが、このキットはパーツの合いが非常に良いのと、合わせ目の処理が必要な車体前面の装甲版の合わせ目がコーティングに隠れるというナイスな状況なので、ご覧の様に車体の上下の接着を塗装後に行うことができます。さらにそのおかげで履帯の取り付けもスゴク楽になるはずです。そんなわけで車体の上下は貼り合わせずに進めることにします。
(全作品完成まで あと126)
関連するコンテンツ
作品No.442の記事一覧
- ドイツ・パンターA後期型 Op.442 制作開始 (2018年4月2日)
- パンターA後期型 その2 シャーシの組み立て (2018年4月3日)
- パンターA後期型 その3 足回りの組み立て (2018年4月5日)
- パンターA後期型 その4 車体後部の組み立て (2018年4月6日)
- パンターA後期型 その5 車体上部の組み立て (2018年4月9日)
- パンターA後期型 その6 車体のコーティング (2018年4月12日)
- パンターA後期型 その7 OVM等の組み立て (2018年4月16日)
- パンターA後期型 その8 砲塔の組み立て (2018年4月18日)
- パンターA後期型 その9 履帯の組み立て開始 (2018年4月19日)
- パンターA後期型 その10 車体の基本塗装と・・・ (2018年4月20日)
- パンターA後期型 その11 砲塔、車輪、シュルツェンの塗装 (2018年4月23日)
- パンターA後期型 その12 3色迷彩 (2018年4月25日)
- パンターA後期型 その13 デカール貼りとペリスコープそしてついに・・・ (2018年4月27日)
- パンターA後期型 その14 足回りの汚しと組み立て (2018年4月28日)
- パンターA後期型 その15 車体の貼り合わせと細部の塗り分け、スミ入れ (2018年4月29日)
- パンターA後期型 その16 汚し (2018年4月29日)
- ドイツ・パンターA後期型 その17 完成!! (2018年4月30日)
コメントを残す