パンターA後期型 その9 履帯の組み立て開始
2018年4月19日
履帯の組み立てです。といっても初日は半分どころかほんの50コマをつなぐことしかできませんでした。このキット最大の作業量となる工程です。まぁ、あせってもしかたがありません。じっくりと取りかかります。
詳しくはつづきをどうぞ…
履板の切り出しと整形
履帯の組み立てで何が大変かって言うと実はパーツの整形なんです。ゲートの付いている場所が直線ならば薄刃のニッパで切り落としてやるだけでほぼ整形は不要なのですが、パンターの場合ご覧の様にゲートの付いている場所が奥にカーブしています。そのためゲートがしっかりと残ってしまいます。これを履板1つあたり7箇所あるので、全部で7×87コマ×2本=1218箇所も削らないといけません。これはなかなか骨の折れる作業です。
予備履帯12コマを作ったときはデザインナイフでえぐってから棒ヤスリで削ったのですが、それではらちがあかないので、ハンドリューターを使うことにしました。それでも小さいのでなかなか大変です。
この履帯、少し柔らかめの軟質プラの様で、材質に粘り気があります。そのため削りカスがパーツに残ってしまいます。これはステンレスを束ねたキサゲという小さなスチールブラシで削り取りました。これが一番手っ取り早いです。
履帯の連結
これは長さがほんの2mmほどの連結ピンです。履板の両側からこれを差し込んで連結します。これだけの数で片側分です。すごく小さくて米粒よりも小さいくらいです。ピンセットでつまむのがやっとで、これを差し込むのはなかなか大変です。
初めのうちは何度もピンを飛ばしてしまうので、途中から白い箱の中で作業することにしました。これならば飛ばしても跳ね返ってきてくれます。たまに箱の外まで飛ばすことがありますが、慣れてくるとそれでも上手になるのでなんとかできるようになってきました。
これから先、なかなか長い作業となりそうです。ただ同じ作業を延々と続けていても集中力が持ちませんし、なによりも退屈ですよね。私はこういった単純作業はいつでも作業できるように先ほどの作業に使っている白い箱の中に全ての道具と材料を入れておいて、いつでもどこでも少しに空き時間を見つけてはコツコツと進めることにしています。おそらく4~5日ほどで組み立てが完了するはずです。その間、塗装作業を並行して進めることにします。
(全作品完成まで あと129)
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ピンの挿入には5mm角のプラ棒の先にに両面テープを巻いてピンの頭を止めて挿入すれば飛ばさないで済みます。慣れたらピンセットより確実に早いです。
MAPSさん、情報ありがとうございます。
さすがですね、これは良いやり方です。次にやるときはぜひ真似させてもらいます。