sWSパンツァーヴェルファー42 その3 履帯の組み立て

sWSパンツァーヴェルファー42　その3　履帯の組み立て

2020年5月30日

Category : AFV ドイツTags : sWS ネーベル・ヴェルファーパンツァーヴェルファー

Scale : 1/35 Maker : ブロンコ Post : 478-3

連結式の履帯を組みたてます。履帯は幅があるので作りやすそうですが、なにしろ数が多いので大変です。説明書の順序ではほぼほぼ最後に作ることになっているのですが、車体にいろんなパーツが付いているときにひっくり返したりして取り付けるとなると壊す心配もあるので、先に履帯は作ってしまいます。履帯や車輪は塗装の際にはバラバラにできるようにしています。

詳しくはつづきをどうぞ…

パーツの切り出しと整形

履帯は2種類の履板を交互につなぎ合わせる形をしています。幅はあるのですが1つ1つは非常に短く、そのため114コマ(57組)もつながないといけません。説明書には数が書かれていないので、塗装図の履帯のコマ数を自分で数えました。ランナーから切り離した履板はゲートの痕と押し出しピンの痕を整形して数が分かるように並べます。並べているのは大きなサイズの紙パレットの上です。紙パレットを使うのは流し込み接着剤で履帯が下にくっつかないようにするためです。

履帯の連結と取り付け

履帯は連結しながらリモネン系の接着剤を流していきます。時々定規などを当ててまっすぐに直しながらつなげます。作業開始から20分もあれば114コマ全部の連結が終ります。リモネン系は硬化まで時間がかかるのでまだまだ固まっていません。このまま履帯が板ガムほどの堅さになるまで待ちます。この時は接着開始から50分ほどかかりました。その間に反対側の履板の切り出しと整形をします。

固まってきたらいよいよ巻き付けです。固まったとは言えゆっくりとなら曲げることができるので、半分に曲げて誘導輪に合わせます。車体には先に転輪と起動輪が仮り組みしてあるので、そこに履帯を巻き付けて、最後に起動輪の歯に履帯を合わせてから履帯の端どうしを接着します。今度はすぐに付く速乾タイプの流し込み接着剤を使います。巻き付いたら履帯の垂れた状態に形を整えてできあがりです。

一晩置いたら接着剤はしっかりと固まります。試しに履帯と車輪を全部外してみました。うまく外れてくれます。これで一安心です。リモネン系は固まるまで時間がかかるのですが、一度固まると非常に接着力が強いので、この履帯の組み立て用途にはぴったりです。私の中ではオレンジの香りの接着剤は履帯専用です。

組み上がった履帯は接着剤の揮発でだんだん縮んでいくので、もう一度車輪をはめ戻しておきます。そうしないと2度とはまらなくなってしまいますからね。これだけ連結個数が多いと1箇所で0.05mm縮んでも114箇所で5~6mmになりますから、1コマなくなったくらいには軽くなります。こうなるともうはめられなくなります。この方式で作る用になった最初の頃によくやらかしました。みなさんご注意くださいね。

(全作品完成まで　あと121)

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