sWSパンツァーヴェルファー42 その8 ロケット砲の組み立て

sWSパンツァーヴェルファー42　その8　ロケット砲の組み立て

2020年6月5日

Category : AFV ドイツTags : sWS ネーベル・ヴェルファーパンツァーヴェルファー

Scale : 1/35 Maker : ブロンコ Post : 478-8

天井に載せる10連装15cmネーベル・ヴェルファー42ロケット砲を組み立てます。以前タミヤ(イタレリ)のパンツァーヴェルファー42を作ったときに同じロケット砲を作っているのですが、古いキットと比べると格段に進歩しています。ほとんど金属模型だったライオンロアのネーベル・ヴェルファーほどではありません。でもライオンロアのキットはあまりに大変だったので、今回くらいが丁度いいですね。

詳しくはつづきをどうぞ…

発射筒の薄削り

最初に発射筒をできるだけ薄く削ります。火薬の爆発するときの圧力で弾丸を押し出す通常の大砲と違って、ロケット砲は砲弾がロケットエンジンで自力で加速するので、発射筒はそれほど頑丈である必要はありません。なので通常は普通の大砲に比べてかなり薄く作られています。ですがキットの発射筒は大砲の様に厚いので、ハンドリューターで薄く削ります。まずはマジックで断面を黒く塗って、厚みがよく分かるようにして慎重に削ります。10本もあるので大変ですが、ハンドリューターとバードリルがあればそれほど時間はかかりません。

点火コードの配線

点火コードは非常に細いプラパーツで作られています。これでも実物の写真と比べると太いのですが、まぁ許容範囲内です。それよりも作りやすさとの兼ね合いでバランスを考えるとこれくらいが落とし所でしょうね。

砲架と照準装置

砲架と照準装置を組み立てます。発射筒から伸びてきたコードはここでまとめられ、そのまま砲架の腕の中に入ります。こんな複雑な形状ですが、ちゃんと位置が合うのがウレシイですね。砲を俯仰させるための細いロッドはエッチングパーツの重ね合わせで作る用に指示されていますが、別にプラパーツでも見栄えに遜色はないので、プラパーツのまま使いました。またこのロッドの角度を変えることが出来ないので、俯仰角は固定です。砲手の座席は今から付けても塗装の時に壊してしまいそうなので、最後に付けることにしました。また、発射筒の後には点火プラグが付くのですが、これは砲弾をセットしてからしか付けられないので、こちらも後回しです。

できあがったロケット砲です。山の形の砲架はよく見るとヒケだらけで、塗装をするとかなり目立つと思います。今のうちにパテを盛って修正しておきました。

ステアリングロッド

後回しになっていたステアリングロッドを取り付けます。運転席から伸びているロッドはここで操舵装置につながります。勉強になりますね。まだフェンダーや運転室の床のあるボディ下部のパーツとシャーシは接着していませんので、ステアリングロッドと操舵装置は接着してません。塗装後にこの指が指している箇所を接着します。

組み立て完了

全てのパーツの組み立てが終りました。まだ仮り組み状態ですが、sWSパンツァーヴェルファー42が姿を現しました。車体が大きくなっただけなので、マウルティアベースのものと攻撃力は同じなのですが、なんたって走行性能が違います。特に履帯が広いので、東部戦線では使い勝手がよかったでしょうね。

車体の中に仕込むパーツもこんなにあります。次回からはいよいよ塗装作業に入るのですが、まずはエンジンや室内から順番に塗装して組み立てていきます。

(全作品完成まで　あと121)

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