ドイツ・3号戦車J型 その10 細部の塗分けとデカール貼り
2008年9月1日
OVMの塗り分け
OVMを塗り分けます。昔は塗装後に取り付けていたのですが、しっかりと付けたいのと作業手順の効率化のために接着後に塗り分けるようになりました。塗装しながら組み立てるカーモデルや飛行機モデラーの皆さんから見れば、AFVモデラーのこのやり方はかなり無茶なんでしょうね。
そんな無茶な私でも、さすがに3号戦車や4号戦車のOVMの塗り分けには苦労します。なんたって壁のように立ちはだかる車体の垂直面がOVMの塗り分けを阻むのです。
しかし私はくじけませんよ。発想を変えて、OVMは先に接着するのですが、塗装の邪魔になるボディのパーツの接着を塗装後にするのです。ドラゴンやタミヤはパーツの合いが抜群なので、パーツを置いているだけでも傾けた程度では外れません。そのためはめ込むだけで車体の塗装ができますから、最近ではもっぱらこの方法を使っています。
写真のように車体中央部が無ければ、OVMの塗り分けは楽勝パンチ(死語)です。
デカール貼り
ドラゴンのキットにはカルトグラフのデカールが入っています。このデカール、丈夫でしなやかで貼りやすく、発色も良く、シルバリングも起こしにくいと、良いとこずくめです。きっと高いんでしょうね。
いくら綺麗なカルトグラフといえども、手を抜くとシルバリングを起こしてしまいます。そこはキッチリと下地にクリアを吹いてツルツルにしておきます。
キットにはアフリカ軍団の椰子のマークが入っていません。これがないとアフリカっぽくなりませんから、どこからか調達です。今まで作ったキットの余りのデカールは取ってありますから、4号戦車かなにかのデカールから椰子の木マークを見つけました。
このマークの椰子の木の幹の所にハーケンクロイツが書かれているのですが、このマークはヨーロッパではご禁制の印でして、斜めの棒が1本わざと欠落しています。デカールにはこの部分を別のデカールで貼るようになっています。
しかしこのごま粒のようなデカールを正確に貼るのは至難の業で、気の短い私は最初の1つで挫折し、筆で描いてしまいました。デカールのようにシャープな直線にはなりませんが、小さいので気になりません。良い感じでしょ。
ここまでアップで見ても、シルバリングを起こしていません。この上からツヤの調節のためにフラットを吹きますから、さらに段差が気にならなくなるでしょう。カルトグラフ万歳!!
(全作品完成まで あと39)
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