ノースアメリカン・P-51Dマスタング4 Op.235 制作開始

ノースアメリカン・P-51Dマスタング4　Op.235　制作開始

2010年12月30日

Scale : 1/32 Maker : トランペッター Post : 235-1

英米混血の傑作戦闘機

アメリカ陸軍・P-51Dマスタング4　1/32　トランペッター

ノースアメリカン P-51D マスタング4 はアメリカ陸軍の戦闘機です。マスタングは大量の燃料を積載することができ、長大な航続距離と低空での高い戦闘性能を誇っていましたが、高高度での性能に難がありました。

そこでマスタングにスピットファイアと同じロールスロイス社のマーリンエンジンを搭載することが決まり、その結果生まれたのが P-51D マスタング4なのです。従来からの航続距離の長さと低空での戦闘性能を持ったまま、高高度での高い性能を手に入れ、素晴らしい戦闘機として生まれ変わりました。

パイロットにはより大型で頑丈、しかも武器の積載能力に長けたP-47 サンダーボルトの方が人気があったようですが、ドイツ本国を爆撃する爆撃機隊に最後まで追随し、帰りの燃料を十分残したままメッサーシュミットとやり合える性能を持っていたのはこのP-51Dだけだったのです。もっとも、このころすでにドイツ空軍は若年の新兵ばかりで、メッサーシュミットの性能を生かし切れていなかったともいわれていますけどね。

キットはトランペッターの1/32です。トラペの大型飛行機キットとして他と同じくエンジンなど機体内部が再現されていてなかなか意欲的なキットです。しかもボーナスとしてクリアボディも付属していますから、せっかく作った機体内部を見せるような制作も可能です。

行きつけの模型屋さんのモケモケさんの2011年最初の展示会(2月)のお題が1/32の大戦機ですから、一昨年の開店記念の半額セールで購入したこのキットを作ります。まだ1ヶ月以上も日にちがあるのですが、内部まで作らなければいけないので、大事を取って早めに着手です。なんたって12月のお題は3週間以上の大遅刻でしたからね(^_^;)

ロールスロイスマーリンエンジン

左の未塗装が今回作るトランペッターのマーリンエンジンです。右の完成しているのが以前作ったタミヤのマーリンエンジンです。スケールはどちらも同じ1/32です。

タミヤは配管がまったく再現されていなかったのでソフトワイヤーなどを使って追加したのですが、トラペでは太い物だけ(太すぎますが)パーツ化されています。しかし、細かなパーツの形状をみてみると、なんだか付いているだけ的な形状です。クリアボディまでつけてくれてるんですから、もう少し気合いをいれて欲しいですね。

P-51Dマスタング4　エンジンマウント

こちらはエンジンのマウントです。エンジンを支えているアームがなぜか2枚の貼り合わせになっています。どうせ貼り合わせにするなら押し出しピンの跡が両方とも内側にくるように成形すればいいのに・・・って思うのは私だけ?

まぁ、押し出しピンの跡はいずれにしても大して目立ちませんから、修正する必要はあまりありませんけどね。

それよりもパーツの合いは非常によくできています。実はこのマウントのバスケットですが、エンジンに貼り付けながらくんでいくように説明書に書かれていますが、塗装の手間を考えてマウントだけを先に組み立ててみました。それでもパーツの精度が良いため、エンジンはきっちりと載せることができます。

(全作品完成まであと88)

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