15cm自走重榴弾砲フンメル初期型その23 足回りの仕上げと組付け

15cm自走重榴弾砲フンメル初期型　その23　足回りの仕上げと組付け

2021年4月29日

Category : AFV ドイツTags : 15cmsFH18 4号戦車フンメル

Scale : 1/35 Maker : ドラゴン Post : 483-23

フィギュアが完成したのでフンメルの制作に戻ります。今回は車体下部や足回りパーツを汚して組付けます。ピグメントを大量に使うので机の上が派手に汚れます。最近は寝室に置いたちょっと小さめの机で作業していたのですが、今回は仕事場の大きな机で作業しました。

詳しくはつづきをどうぞ…

車体下部の汚し

まずは車体下部を汚します。こってりとした泥を作るためにMr.ウエザリングペーストを泥が付きそうな箇所に付けました。ピグメントは厚く盛っても固定できないので、モデリングペーストを使いました。

次にアルコールで溶いたピグメントを塗りつけて乾いた泥を作ります。乾いたら多すぎる部分を堅めの筆でこすって落したり、アルコールを垂らしてぼかしたりします。

最後に塗れた泥を付けます。ピグメントは乾くとカサカサになるのでメディウムでで濃い色のピグメントを溶いて塗りつけます。いつもはメディウムではなくクレオスのウエザリングペーストのクリアを使うのですが、久しぶりに作業しようと思ったらどこにしまい込んだのかわからなくなってしまっていました。探せばどこからか出てくるとは思うのですが、今回はメディウムで代用しました。

車輪の汚し

車体の次は車輪を汚します。全体にアルコールで泥状に溶いたピグメントを塗りつけ乾かします。乾いたら固い筆でこすって余分を落とし、さらにアルコールを染ませた綿棒で履帯と触れる部分のピグメントを拭き取りました。ピグメントは頑張って拭き取ってもキレイには取り切れなく、良い感じで汚れが残ります。起動輪の歯には予め先っぽを銀ブラシで塗装が剥げた感じにしてあるので、そこの泥も拭き取って銀ブラシが出るようにしました。

履帯の汚し

履帯は影色のサフを吹いた上からメタルカラーのダークアイアンを吹いてあります。その上からさらに泥状に溶いたピグメントを塗って乾かします。

履帯のピグメントを堅めの筆でこすって落します。特に地面と接する部分はしっかりと落します。この時メタルカラーが擦れて下から金属光沢がでます。履帯の接地部分の金属光沢は銀ブラシやエンピツなどいろいろな方法があるのですが、このメタルカラーを使う方法も手軽で良い感じです。

足回りの組付け

準備が出来たので足回りのパーツを組付けます。まずは履帯の両端に起動輪と誘導輪を接着し、そのまま車体に接着します。履帯は上部転輪に接しているので、上部転輪と履帯を接着します。

続いて転輪を取り付けます。転輪が付くとしだいに履帯が張ってくるので両端から順にはめていきます。中央なら履帯を広げやすいですからね。順番としては第1転輪、第8転輪、第2転輪、第7転輪・・・第4転輪、第5転輪になります。転輪は軸に接着するだけでなく履帯にも接着していきます。最後に上部転輪の外側を接着して組み付けは完了です。

これで長いこと放置状態だったフンメル初期型が形になってきました。足回りだけはドロドロですが、車体の他の部分は新車状態です。次回からは残った部分を仕上げていきます。

(全作品完成まで　あと117)

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