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ドイツ重戦車タイガー1型中期生産型 オットーカリウス搭乗車 Op.453 制作開始

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 453-1


ドイツ重戦車タイガー1型中期生産型 オットーカリウス搭乗車 1/35 タミヤ

強力な8.8cm砲と分厚い装甲で連合軍から恐れられたのがドイツ軍の6号戦車E型、通称ティーガー1型重戦車です。ティーガー1型にはミハエル・ヴィットマンというエース戦車長が有名です。親衛隊に所属していたヴィットマンはドイツ国民の士気を高めるためにその戦果を大きく報道され、大出世をします。でもまもなくイギリス軍のファイアフライの17ポンド砲に打ち抜かれてフランスで戦死します。一方ティーガー1にはもう一人国防軍所属のエースがいました。それがモデルとなったオットー・カリウスです。

オットー・カリウスはティーガー戦車に乗り150輛以上の敵戦車を破壊しています。ただヴィットマンと異なり終戦まで戦い抜き、最後はヤクトティガーの中隊を率いていました。戦死を免れたカリウスは戦後ドイツで薬局店を経営し、長寿を全うしました。無くなったのはほんの3~4年前の2015年1月のことなので、覚えている方もおみえになるかもですね。

私はティーガー1はいままで11輛も作ってきたのですが、実は中期型を作るのは初めてです。もともとキットも少ないですしね。作るのはタミヤの中期生産型です。タミヤ製品ではティーガー戦車はタイガーと呼んでいますから、タミヤ製品を作るときは私も昔ながらにタイガー1型と呼ぶことにしています。

キットにはオットーカリウスが乗った車輌のマークと戦車兵3人のフィギュアが付属しています。もちろん中心にいる戦車長はオットー・カリウスその人でしょう。戦車兵の戦闘服も国防軍ではフィールドグレー一色で地味ですし、戦車もキットの箱絵を見るとダークイエロー1色です。ヴィットマンのティーガーに比べると地味な感じですが、これをどう仕上げるかちょっと楽しみです。

ではさっそく製作に入ります。

ディテールアップパーツ

ディテールアップパーツ

タイガー1型の中期型はその生産時期から全車がツィンメリットコーティングを施されています。これは磁石で車体に貼り付けて爆発させる吸着地雷を避ける為に装甲板の上に非磁性体を凸凹に貼り付けたもので、1943年の夏から翌年の秋まで採用されました。結局連合軍は吸着地雷を使わなかったので、ドイツ軍もそれ除けのツィンメリットコーティングを止めてしまいました。ただ、タイガー1の中期型はドンピシャこの時期に生産されていたので、中期型と言えばツィンメリットコーティングなんですよね。

コーティングを施すにはいろいろな方法があるのですが、今回はタミヤから発売されているコーティングシートを使うことにしました。この手の貼り付けるタイプはお手軽なうえに仕上がりも繊細で期待できます。自分で付けるとどうしても凸凹が強くつきすぎちゃうんですよね。そしてこのシート、従来のエッチングパーツで作られたシートに比べてもお値打ちで扱いやすいのもうれしいところです。

もうひとつドイツ軍戦車にとって無くてはならないのがエンジンデッキのゴミ除けネットです。これもタミヤの純正品を使います。タイガー1用のエッチングパーツセットはいろいろと出ているのですが、今回用意するのはこれだけです。それ以外は手持ちの在庫から適当に見つくろうつもりで染ます。

あと、ペリスコープをクリアパーツに置き換えることにします。これは余り目立たないのでそれほど重要とは思わないのですが、たまたま手持ちの在庫があったので使います。なにしろ最近のキットはクリアパーツのペリスコープが入っているのがあたりまえですからね。ここで使わないと永遠に在庫になりそうです(;^ω^)

車体側面の面出し

車体側面の面出し

まずはシャーシを組み立てます。ほぼ一体成型されたシャーシは後の装甲板を貼り合わせるだけです。ただ側面の装甲板は射出成型でつくるプラモの限界なのか、完全な平面とはなっていません。最近のキットではこの面をあえて別パーツにすることで面をだしていたりするのですが、タミヤのキットではここを一皮剥いて真っ平らにしてやります。こうすることで非常にカッチリとした硬質な雰囲気となり、タイガー1型の持つ重厚さが出てきます。まぁ、半分は自己満足かな・・・とも思いますが。

サスペンションの組み立て

サスペンションの組み立て

トーションバーサスペンションを組み立てます。キッチリとしたダボがついているので、ほぼ正確に一列に並べることができるのですが、一列に並んでいることを確認できるための治具がキットのランナーに含まれています。説明書には書かれていませんが、これは重宝します。タミヤ以外のキットでも使えますから、私はこれを大切に取っておきます。

溶断の痕の再現

溶断の痕の再現

タイガー1型の最大10cmにも及ぶ分厚い圧延鋼板の装甲板は溶断によって作られます。そのため切り出した断面は凸凹の痕がついています。キットではそこはツルツルに仕上げられているので、デザインナイフの刃先でキズを付けてそれらしく再現します。

ツィンメリットコーティング

ツィンメリットコーティング

ツィンメリットコーティングシートを切り出して貼り付けます。薄いプラスチックのシートでできており、裏が糊になっているので、切り出して貼り付けるだけというお手軽さです。

実車の写真等を見ると、ツィンメリットコーティングは非常に薄く、ほんのわずかの凸凹しかありません。ですが、これをパテを使って自分で付けるとなると、どんなに頑張ってもそこそこの厚みになってしまいます。通常は仕上がりがキレイなエポパテを使うのですが、薄く仕上げたかったらポリパテ式の方が薄くなります。最近ではパーツに最初からモールドされているキットもあったりしますが、パーツの合わせ目の処理がやりにくかったり、コーティングの凸凹が深すぎるなどが気になったりと、なかなか完璧じゃありません。ですが、今回のコーティングシートは薄くて繊細で、しかもお手軽で、さらにお値打ちと良いことずくめです。しかもタミヤ製なので入手は容易です。なんて素晴らしい製品でしょうね。

後部装甲板のツィンメリットコーティング

後の装甲板にもツィンメリットコーティングのシートを貼り付けました。パーツを取り付けるためのダボ穴はシートを貼り付けてから現物合わせで開けました。実際にコーティングシートを貼ってみて感じたのは、今までで一番簡単だということですね。ほんと良い時代になったものです。

シャーシの組み立て

シャーシの組み立てができました。次回は起動輪や転輪など車輪を作ります。タイガー1型戦車、特に初期型と中期型は転輪の数が多くて大変です。

(全作品完成まで あと122)

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