3号突撃砲G後期型 その31 戦闘室の天板・ハッチ裏の制作
2023年5月29日
インテリアの最後の仕上げは、戦闘室の天板と、エンジンデッキなどの各種ハッチの裏側の制作です。これが出来れば車体の内側は完成です。
詳しくはつづきをどうぞ…
戦闘室天板とハッチの裏側の組み立て
最後に残ったインテリアパーツである、戦闘室の天板を組み立てます。天井にはリモコン機関銃の操作レバーなんかが付きます。またエンジンデッキの点検用ハッチや、前の操舵装置の点検ハッチも組み立てます。ヒンジにはめてみると、少し窮屈で奥まではまらなかったので、少し削って、ちゃんとはまるようにしています。
パーツの塗装
パーツを塗装します。外側は車体の他の部分と一緒に塗るので、今回は内側だけです。戦闘室の天板と運転席の前のハッチはインテリアカラーです。赤丸で囲った部分は裏表を間違えて塗ったので、後で反対側も塗り直しです。
車長のハッチと装填手のハッチは、作戦行動中でも開けることがあるので、車体色です。完成後はデフォルトで閉めた状態になるので、ダークイエローに影色を足した、暗色で塗っています。エンジンデッキの点検ハッチは、全て機関室内と同じオキサイドレッドです。
このまま取り付けるので、スミイレとウエザリングをすませます。天井はスミイレで少し汚しすぎましたが、実車でも天井は掃除しにくいので、薄汚れているという設定でどうでしょうかね。チッピングはハッチの手すり付近にはたくさん付けました。天板もキューポラ付近には、チッピングを大目に付けています。
ピットマルチ2
ハッチの取り付けですが、せっかくなので開閉できるようにしたいですよね。そこでピットマルチ2という接着剤を使います。この接着剤は強力な接着のりなのに、貼って剥がせるのです。塗って乾いてから貼り付けると、ゴム糊のようになって、貼って剥がせるようになります。これをヒンジの部分に塗って、ハッチを取り付けると、開閉できるようになります。
各ハッチをピットマルチ2で接着しました。ヒンジのほんの小さな部分に塗っただけですが、しっかりと付いてくれます。しかも開閉が可能です。これでがんばって作った車内が、それなりに眺められます。戦闘室の天板もピットマルチ2で接着します。こちらは接着面が周囲ぐるりと大きいので、しっかりと貼り付きます。塗装の際にエアブラシで吹き付けても、吹き飛ぶことはありません。そして、いつでも剥がして中を覗くことが出来ます。
ハッチや天板はピットマルチ2でしっかりと接着されているので、ひっくり返しても、エアブラシで空気を吹きかけても取れません。これで車体の基本的な構造は完成です。普通の戦車プラモなら、ここまでの工程は2〜3回で完了できますよね。なのにインテリアを作るために、すでに一ヶ月以上も作業しています。長く楽しめるという意味では、この手のキットは定価は高いのですが、非常にコスパが高いと言えますよね。昔はじゃんじゃん作りたい多作家だったのですが、最近はこんな風にじっくり作るのも大好きです。それだけ歳を取ったということでしょうかね(;^ω^)
いよいよ次回からは戦車の外側を作っていきます。これは普通の戦車キットの工程です。たぶんそんなにかからないと思います。土日ならそれで完了しそうですが、平日なので、毎日できるとは限りません。でも組み立て作業のゴールはだんだん見えてきました。
(全作品完成まで あと116)
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