3号突撃砲G後期型 その3 シャーシの箱組み
2023年4月10日
説明書の順番では次にシャーシを構成するパーツを順に組み立てることになっているのですが、底板がかなり変形しているので、それを矯正するために、底板だけ組み立てた後にすぐに箱組みをして、ゆがみを取ることにしました。パーツの変形はひどいのですが、薄いので素直にいうことをきいてくれると思います。それでは早速作業に入ります。
詳しくはつづきをどうぞ…
底板の組み立て
まずは底板だけは組み立てます。後からではパーツを取り付けるのが大変そうだからです。トーションバーサスペンションの基部や車体の強度を出すためのリブを取り付けます。ここを正確に取り付けないと、後から苦労することになるので、慎重にすりあわせをしながら接着していきました。
シャーシ側面装甲板の組み立て
側面の装甲板も貼り合わせる前に内側のパーツだけは取り付けます。左の写真はブレーキを付ける前の側面なのですが、見えなくなる箇所もしっかりとモールドされています。ボルトもあったりしてよく出来ているように見えるのですが、実はまるで見えなくなります。
右の写真はそこにブレーキが付いた状態です。このブレーキの上にカバーが付くのですが、そのカバーでブレーキは見えなくなります。ですが、カバーには大きな穴が8つも開いているので、そこからチラリと見えると言えば見えるのですが、ここまで再現されたキットは、私は初めてです。
シャーシ前面には分厚い増加装甲が貼り付けられています。強力なT-34の76mm砲に対抗するためには必要ですよね。写真は撮り忘れてありませんが、厚い装甲板を貼り付けています。またその断面にはデザインナイフで溶断の痕をつけておきました。
シャーシの箱組み
シャーシの箱組みを開始します。まずは右側を底板に貼り付けます。底板はかなりグニャグニャに曲がっているので、端から順番に押さえつけながら接着していきました。指で押さえておいて、速乾性の流し込み接着剤を流して固定していきます。側板がついただけで、かなり底板は平になりました。
反対側も同様に付けるのですが、こんどは底板がほぼまっすぐになっているので楽ちんです。ですが、後から壊れないように接着はしっかりとしました。
隔壁の取り付け
左右の壁がしっかりと平行になるように、先に隔壁も取り付けます。これがきっちりと収まってくれるようなら、箱組みは完璧です。左右の壁の間にはちゃんと収まったのですが、思わぬところで伏兵にでくわしました。エンジンルーム内の縦方向のリブの先っぽがほんの少し干渉しました。よくよくみたら、位置が間違っていたのではなく、ゲートがきちんと処理されていないのが原因でした。ここにゲート痕があることをうっかりと見落としていたので、その分ほんのわずかに長くなり干渉したようです。なんともまぁ、組み立て精度の要求の高いキットですね。ほんと、気を抜けません。
これでシャーシの箱組みは完了です。次回はシャーシの外側を仕上げます。ここにトーションバーサスペンションや車輪を仮り組みしてみようと思っています。戦車の形になってくれば、モチベーションが爆上がりしますからね。今日はここまでです。
(全作品完成まで あと116)
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