3号突撃砲G後期型 その24 戦闘室内部パーツの組み立て
2023年5月16日
Category : AFV ドイツTags : 3号突撃砲
戦闘室ができたので、その中に収めるパーツを組み立てます。ほとんどが無線機関係のパーツなのですが、機関銃やその銃弾などもあります。本来なら、塗装まですませて、あわよくば組付けようとも思っていたのですが、思わぬトラブルが発生しました。そのため今回は思ったほど進むことが出来ませんでした。
詳しくはつづきをどうぞ…
戦闘室に直接付けるパーツ
戦闘室の壁面と同じ色のパーツは先に貼り付けておきます。塗り分ける必要がありませんからね。左の前の隅に少しだけ隙間があったのを見つけたので、溶きパテで埋めました。こんな奥まった場所は後からヤスリ掛けをするのも大変なので、シンナーで弛めに溶いたパテを塗りつけ、表面はシンナーを染ませた筆でならしておきます。奥なので、これで十分です。
説明書をいろいろと眺めていたら、説明書にまったく記載の無いパーツがしれっと取り付けられていました。天板を載せるための枠が一部無かったので、変だな〜とは思っていたのですが、ランナーを捜し回ったら見つけました。ここにはE42が付きます。
またそのしたにはアンテナからのケーブルを引き込むための穴があるはずなのですが、モールドされていません。反対側にはちゃんとありました。ここは0.5mmのプラ棒をスライスして、それらしい位置に貼り付けておきました。なんとも困ったキットです。
無線機の組み立て
今回一番組み立て作業らしい工程です。無線機を組み立てます。2連になっているものが車長が使う無線機で、手前の同じ物が2つあるのが装填手が使う無線機です。3号突撃砲は4人乗りなので、選任の通信士はいません。
無線機ラックは無線機に一緒にモールドされているのですが、脚の部分だけはエッチングパーツです。組み立てやすさと精密感を両立させられるので、いいパーツ選択かと思います。脚のエッチングパーツは非常に小さなパーツを折り曲げないといけないので、このような道具を使います。小さな爪で挟んでおいて、スクレーパーの刃先でエッチングパーツを起こして曲げます。これだけ小さいとペンチやエッチングベンダーでは無理ですね。1個持っておいてよかったです。
これで戦闘室内部に取り付けるパーツが全部揃いました。エアブラシでざっくりと塗った後は、筆塗りで塗り分けます…と思ったのですが、ここでとんでもない事実を発見してしまいました。
説明書に無い工程
説明書の後の方には、大まかな塗り分けが分かる写真があるのですが、ここを見ていたら、作っていないパーツが付いています。説明書のどこを見ても、このパーツの組み立て工程はありません。写真とランナーを見比べながら、どこにどのパーツがくるのか、確かめました。その結果が上の写真です。ただ1箇所赤丸で囲った所にもダボ穴があるのですが、ここに付くパーツが分かりません。全部完成させてから、余ったパーツの中に、このダボ穴に合うパーツが無いか探すしかないですね。
とりあえず、塗装して取り付けました。ウエザリングまですませているところに新品のパーツを付けるので、不自然なことこの上ないのですが、ウエザリングは戦闘室と一緒に行います。なんだかホントにやっかいなキットです。製品として発売する前に、だれか社内で試しに作ったりしないんでしょうかね。
(全作品完成まで あと116)
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