3号突撃砲G後期型 その28 フェンダーとエンジンデッキの取り付け
2023年5月25日
Category : AFV ドイツTags : 3号突撃砲
いよいよ車体の上半分を組み立てていくわけですが、戦闘室を取り付ける前に、フェンダーとエンジンデッキを車体に取り付けます。上の写真では主砲と戦闘室も載っていますが、これらは仮置きしているだけで、接着したのはフェンダーとエンジンデッキだけです。
詳しくはつづきをどうぞ…
エンジンデッキ
まずはエンジンデッキを準備します。ランナーから切り離して整形するのですが、裏側は押し出しピンやらヒケだらけです。どうせ見えないのでいいか…と思ったのですが、一箇所押し出しピンの痕が酷すぎて、表まで貫通した穴が開いてしまっていました。これはパテで埋めるわけですが、そのついでに、他の押し出しピンの痕も埋めておきました。
パーツの設計ミス
組み上がったエンジンデッキを仮り組みしてみたのですが、どうも上手くはまりません。パーツがしっかり干渉しています。あまりに変なので、説明書をじっくりと見たら…
なんと、赤丸で囲った部分なのですが、説明書では完全に切り離れています。ここがつながっていたら、エンジンデッキの裏に貼ったエッチングパーツと干渉するに決まっています。なんてこったい(怒)
小さなノコギリを使って隔壁のパーツを切り離しました。これでエンジンデッキがちゃんとはまるようになりました。
フェンダー
フェンダーを組み立てます。といってもフェンダー上に付くOVM類は車体ができてから、まとめて付けるので、今回は付けません。赤丸で囲った部分は、上側のパーツのように切れ目が入っています。ところがこのキットではその切れ目がありません。ここも小型のノコギリで切れ目を入れました。前後左右の4箇所全部です。
フェンダーとエンジンデッキの組み立てが完了しました。
裏側を塗装
エンジンデッキは取り付けてしまうと裏側が塗れなくなるので、先にプライマーレッドで塗っておきます。フェンダーは裏表とも塗装ができなくなることはないのですが、奥まりそうな箇所は影色のサフを塗っておきました。
フェンダーの取り付け
フェンダーのような大型のパーツは、箱の中で変形しやすく、案の定曲がっていました。今までは曲がったパーツは、接着で無理やり矯正していたのですが、今回は接着箇所が少ないため、完全には矯正仕切れません。しかたがないですね。
フェンダーを支えるステーが、フェンダーと車体にそれぞれ分かれてモールドされているのですが、これがドラゴンの様に、ステーは別パーツになっていると、実車同様の固定方法で、フェンダーが固定できるので、その方が組みやすく、しっかりしています。なんでこのキットではその方式をとらなかったのか不思議です。どうでも良いところで変にパーツを分割するのなら、ここはドラゴンの様に、実車と同じパーツ分割にして欲しかったですね。
エンジンデッキの取り付け
エンジンデッキを貼ります。エンジンデッキまで貼った写真を撮り忘れので、一緒に戦闘室が写っていますが、戦闘室と主砲はおいているだけです。エンジンデッキは微妙に浮くので、接着剤で力業で貼り付けちゃいます。フェンダーがあって、クランプが使いにくかったので、接着剤が固まるまで指で押さえていました。Youtubeでお気に入りの登山系ユーチューバーを見ながら気長に作業しました。
フェンダーとエンジンデッキが固定されたのでずいぶんと座りが良くなりました。戦闘室と主砲を乗せたらすっかり3号突撃砲らしい形になってきました。次回はいよいよ主砲と戦闘室を仕上げて組付けます。
今回の記事を読まれた方の中には、『パテの乾燥が早いけど、何使ってるんだろう?』と思われる方もみえるかと思います。実は使っているのは普通のラッカーパテです。ホームセンターで売ってるような自動車用らしいです。これは乾燥するときに縮みにくいので愛用していますが、特に乾燥が早いわけじゃありません。実はこれだけの作業をするのには2日も3日もかかります。パテ埋めの作業を発見したら、実際にその工程に入る1〜2日前にパテ埋めだけはすませているんです。このあたりは生活の知恵ですね。この要領の良さを自分の仕事にもちゃんと活かすことができれば・・・といつも思ってます(+_+)\バキッ!
(全作品完成まで あと116)
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