3号突撃砲G後期型 その44 車体上部の汚し
2024年4月21日
Category : AFV ドイツTags : 3号戦車3号突撃砲
車体上部の汚しをします。スミイレや雨だれ痕はつけてますから、その先を行います。車体の下半分はドロドロにしただけですが、上半分はもう少し手の込んだことをします。
詳しくは続きをどうぞ・・・
チッピング
まずはチッピングです。擦れたり、ぶつけたりしてペンキが剥がれた痕をつけます。自分の車でやらかすと車体だけでなく、気持ちがおもいっきり凹むヤツです(;´Д`)
タミヤエナメルのジャーマングレーとハルレッドを混ぜて焦げ茶色を作ります。タミヤエナメルを使うのは、乾燥が遅いからで、この作業にとてもむいています。作った塗料をちぎったスポンジの先に付けて、ポンポンとスタンプをしていきます。付けすぎたら、溶剤を染ませた筆で拭き取ります。エナメルを使うと、下地の塗装になんの影響もなく拭き取れます。これもエナメルを使うメリットです。
人の手が触れるハッチやよくぶつけそうな車体の端っこにたくさん付けますが、荷物を良く乗せる三凸なので、エンジンデッキの凸部にはかなりたくさん付けました。
シュルツェンはステーにぶら下がっているだけなので、走り回るとガタガタと揺れて擦れます。それでステーのシュルツェンを引っかける部分も多めにチッピングを入れました。
この車輌にはエンジンデッキに荷物を積むための枠が付けられています。頻繁に荷物を積み卸したり、荷物が揺れてガタガタ当たったりで、かなり塗装が剥げてるんじゃないかと思います。
砂埃
車体上部に砂埃を追加します。いままではピグメントを使っていたのですが、今回から水性ウエザリングペイントを使います。溶剤で濃さを調整します。今回は倍ぐらいに伸ばしました。ウエザリングペイントを筆で、砂埃のたまりそうな所に塗っていきます。
ウエザリングペイントが乾いたら、水を染ませた筆でぼかしたり、拭き取ったりします。専用の溶剤でなくても水で十分です。大幅なコストダウンです。水性ウエザリングペイントは水で良く溶けます。専用の溶剤で薄めるのは、もしかしたらプラの表面への食いつきを良くするためかもしれませんね。水だけだとはじいちゃいますが、専用溶剤にはなにやらアルコールっぽい物が溶けてるみたいです。
金属光沢
塗料がガッツリ剥げて、擦れた部分は、鋼鉄の鈍い金属光沢がでます。エンジンデッキのこすれの激しい部分や、シュルツェンステーのフックの先などに、エンピツで金属光沢を付けました。
強い錆び
エンジンデッキの荷台に枠は、戦車の車体に使われている圧延鋼板ではなく、普通の鉄板でつくられているんじゃないかと思います。それで、車体の鋼板に比べて錆びやすいんじゃないかと想像できるので、ここは派手にサビさせます。リベット留めされた箇所を中心に、赤錆をどっさり付けました。
車体上部の汚しが完了しました。砂埃があまり写真にうまく写っていないのですが、実際にはもう少し白っぽく見えます。次回は車体の両側に取り付ける、シュルツェンを仕上げます。
(全作品完成まで 116)
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