3号突撃砲G後期型 その37 履帯の組み立て
2023年6月12日
Category : AFV ドイツTags : 3号突撃砲
土曜日は東京へ出張、日曜日は家内の実家で法事があったので、三重にでかけたりと、なかなか時間が取れませんでした。それでも隙間時間を見つけては、コツコツと作業を進め、なんとか左右の履帯を組み上げました。
詳しくはつづきをどうぞ…
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まずはランナーから履帯のコマを切り出すのですが、ランナーがこんな風に変わった形をしています。これはニッパーを入れやすくするための工夫で、モデルカステンがいかにモデラーのことを考えてくれているかってことですよね。左右で200コマ近くを切り出すわけですから、この配慮の効果は小さくありません。
切り出したコマは、付属の治具に並べ、連結ピンパーツでつないでいきます。接着にはドロドロタイプの接着剤を使います。
瓶が2つあるのは、筆の先だけが、接着剤の液面に浸かるように、液面の高さをいつも保つためです。こうすれば、余分な接着剤が垂れることもありませんし、不足することもありません。
接着剤は、ピンの青く塗ってある部分にだけ塗ります。ドロドロタイプを使うのはそのためです。
ピンは履帯の外側用と内側用があります。間違えないように付けるのですが、結局その差は見ただけではよく分かりません(;^ω^)
連結ピンの次は、ガイドホーンを接着していきます。こちらはいつもの流し込み接着剤を使います。固まるのが早いし、強力ですからね。
連結ピンもガイドホーンも、完全に固まるのを待って、持ち手のランナーを切り飛ばします。あせって固まる前に触ると、抜けちゃいます。1組作ったら、治具が2つあるので、もう一組を作り、それが出来たら、ランナーを切り飛ばします。
履帯は3号戦車では片側93〜95個と指定されていました。私の過去作では、だいたい94個です。治具1個で8コマですから、8×4組を2つと、最後は8コマを3つと6コマを1つつないで、全部で94コマとしました。
コマは足すのは簡単ですが、減らすのは大変なので、93で作って置いて、様子を見て足すのがお勧めです。
連結完了
片側の連結が完了しました。この最後の連結作業をしている間にも、反対側のうち8コマ3組の連結が終わっています。
車体にはめてみる
つなぎ終わった履帯は、一度車体にはめて、長さが良いかどうか確認しました。94コマで丁度良い感じです。もう一コマ多いと、ダラダラになってしまいそうです。ドイツの戦車はわりと履帯はパンと張っています。ドイツ人は几帳面ですからね。ロシア戦車のグチャグチャの履帯とは大違いです。
履帯の組み立て完了
反対側も組み立てました。履帯は塗装をしなければいけないので、まだ仮留め状態です。起動輪の歯の部分で輪っかにしています。そこならば歯にひっかけて、テープで仮留めすれば、つながってくれます。
可動式のサスペンションに、可動式の履帯の組合せです。このように凸凹の地面では、ちゃんとサスペンションが働いてくれます。バネが弱いので、置くだけではワークせず、多少合わせてやらないといけないのですが、一応地面の形に追従してくれます。
モデルカステンの履帯の組み立ては、途方もなく長い作業で、始めたばかりの時は、先が見えなくてうんざりします。それでもコツコツと作業を進めると、いつの間にか完成します。丁寧に進めれば、困難な作業は特に無く、だれにでも出来ます。そして出来たときの満足感はとても大きいです。ほんと、いい人生の修行になります。
(全作品完成まで あと116)
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